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2018年10月21日

10202:中国の「借金地獄」外交に国内外から批判:記事紹介

中国の「借金地獄」外交に国内外から批判 アフリカに6.7兆円を追加支援

Sep 5 2018 Lintao Zhang / AP

清澤のコメント:米中の貿易戦争が進行する中で、中国の一帯一路構想に国外国内から批判が高まっているらしい。その状況は?抄出します。

◆利息も払えない? 安易な融資受け入れで借金地獄に:中国の援助で行うプロジェクトには様々な形態があるが、多くの場合、資金は低利の融資

 北京で開催された中国アフリカ協力フォーラムの首脳会議で、中国の習近平主席は3年前の前回会議に続き、今後3年間に約6兆7000億円の支援をアフリカに行うと発表した。中国は「一帯一路」構想の下でも途上国支援に積極的だが、相手国に払いきれない負債を抱えさせる「借金地獄」外交だという指摘がある。中国政府は反論するが、国内外から厳しい目が向けられている。

アフリカでの影響力拡大 「一帯一路」でも巨額の援助
 中国のアフリカでの活動が劇的に広がり始めたのは2000年頃。アメリカの援助を抜き、アフリカの資源獲得への道が開かれた。2000年から2016年の間に、中国からの融資は14兆円に達した(ロイター)。

 10年で中国はアフリカ諸国にとって最大の貿易相手国となった。中国輸出入銀行予測では、直接投資、ソフトローン、銀行貸し付けを含め、中国のアフリカへの経済支援は、2025年には累積約112兆円に達する(ロサンゼルス・タイムズ=以下LAT)。アフリカで、中国援助で鉄道、道路、港湾などのインフラ整備が行われたが、援助は世界に広がる。

◆利息も払えない? 安易な融資受け入れで借金地獄に

 多くの場合、資金は低利の融資を通じて提供される。ハードルの低い中国の融資は魅力的だ。融資を問題視する声:「世界開発センター」は、「一帯一路」プロジェクトにより、借金苦に陥る「かなり高い」危険性がある国は多い。

「一帯一路」プロジェクトが、コストに見合うのかと考える国も出始めた。マレーシアは高速鉄道を含む中国がバックアップする3プロジェクトを棚上げした。パキスタンでも、新首相が透明性の確保を約束した。モルジブでも、亡命中の野党リーダーが、中国は「植民地主義」だと主張している。スリランカでは、中国に重要な港を99年間のリースで貸し出す。(AFP)。中国は他国資源を搾取しているという批判もある。環境破壊につながるプロジェクトに資金を出し、中国人労働者を送り込むことも批判される。(ロイター)。

◆国内からも批判 戦略の曲がり角か?

 中国主導の援助プロジェクトは、「虚栄」「チャイナ・クラブ」と呼ばれることもある。中国は反発し、中国融資を「マネートラップ」と呼ぶのはダブルスタンダードだと主張する。(LAT)。

 豪ローウィ―研究所のヴァラル氏は、「一帯一路」は、世界を支配する試みと言うよりも、中国共産党の力を国内向けに宣伝する側面が強いとする。中国のSNSでは、国内の貧困層を支援すべきだとの批判も。中国の戦略は思わぬ曲がり角に来ている(LAT)。

Categorised in: 社会・経済