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2018年10月18日

10206:日本人が知らされてこなかった「江戸」 世界が認める「徳川日本」の社会と:読書録

清澤のコメント:この本は、閉塞的で暗く、封建的であったと教えられてきた江戸時代が、実は平等で、理想的な時代であったという著者の考えを縦横無尽にデータを示して描いています。この本の概要の纏めと印象記です。

amazonから引用;今日私たちが「伝統文化」と呼んでいるものの多くは、江戸期に完成されている。それらが失われつつある現在、むしろ外国人によって日本の美点、江戸のすごさが発見されてきた。近代工業社会や資本主義の行き詰まりに対して、世界が期待するのは江戸の持続可能性やそれを実現できる価値観だ。日本人は明治近代が江戸という時代を強く否定したせいで、自らの歴史を正しく知らずにいる。土中深く埋め去られた江戸を掘り起こす!

世界でも最長にわたる平和な時代を維持した江戸――その高度な社会システムとオリジナリティに満ちた精神文化の由来を知る!

【本書の構成】内容を清澤が追記しました。


第一章 江戸の遺産:著者が育った近江湖東地方の里山に思う、江戸時代の名残。その昔、米一俵を担げる、或は肥え桶の天秤を担いであぜ道を歩けることが大人とみなされる条件であったという。
第二章 確固とした時代のコンセプト:戦国期の合戦では、雑兵が村を襲い人々を狩る行為が行われた。略奪と人狩りを目的にした戦も多かった。江戸時代はそれを終焉させられた時代であった。
第三章 幕藩体制という大名連合:幕府による強圧的支配ではなく、譜代と外様の大名たちの連合体で有った。天領の代官に悪代官は多くは無く、実に小さな政府を具現していた。
第四章 鎖国をしていなかった江戸時代:開国に対する鎖国という言葉が江戸時代には無く、「祖法、ご禁制」と呼ぶ。戦国期キリシタンは日本国民を奴隷として海外に輸出さえしていた。
第五章 整備された国内ネットワーク:五街道と傳馬制で、宿駅制度は整備された。舟運も整備された。継飛脚は江戸京都間を3日以内でつないでいた。
第六章 江戸の人口と災害:人口は1721年2606万人。お天道さまを敬う江戸の自然観。
第七章 持続可能な江戸社会:人糞利用。再生可能なエネルギーと森林保護。

Categorised in: 社会・経済