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2018年10月10日

10185:「なぜ倒産」:読みました。経営者がしてはいけない事が解ります。

なぜ倒産 23社の破綻に学ぶ失敗の法則 単行本 – 2018/7/20

眼科医清澤のコメント:読んでみれば、例示された倒産企業というのは必ずしも大きな企業ではありませんでした。最近は眼科医院でも倒産の報道を見ることが有ります。ちょっといい気になって手を広げれば、キャッシュが足りなくもなるでしょう。それをオーナーが自分で補えるうちはいいですが、やがて自転車操業、そして倒産へと進みます。

本文を見直しながら、目次に各章の要点を加筆してみました。自分を経営者と思う方ならば、零細企業であっても、ぜひ読んでみてほしい書籍です。

「創業者は自分の損得ではなく、育てた会社をどのような形ででも存続させたいと思うものだ。」と生前に言っていた父の言葉が思い出されました。日経BP社、(本体1600円・税)

【主な内容】
第1章 急成長には落とし穴がある
■ 破綻の定石1 脚光を浴びるも、内実が伴わない:実は運転資金増大の成長期こそ危ない。
■ 破綻の定石2 幸運なヒットが、災いを呼ぶ:ヒットは経営手腕か、時の運か?勢いに乗った積極投資で躓く。
■ 破綻の定石3 攻めの投資でつまずく:高技術でも、攻めの一手の決断した投資が大きすぎると、負の連鎖が始まる。

【COLUMN】倒産の定義と現況:2017年に8400件。法的倒産と私的倒産(銀行取引停止など)廃業とM&A(合併・買収)が増えた。

第2章 ビジネスモデルが陳腐化したときの分かれ道
■ 破綻の定石4 世代交代できず、老舗が力尽きる:優れたモデルも30年で陳腐化する。新たな後継者によるイノベーションが必要。内部確執は悪。
■ 破綻の定石5 起死回生を狙った一手が、仇に:かといって、起死回生も危険。バランス感覚が必要。数字に弱い経営者は良くない。投資が年商の1,5倍は過大。
■ 破綻の定石6 負の遺産が、挽回の足かせに:成長期の大型投資が残した借入金で身動きが取れなくなる。「中国市場」の見誤りも。
■ 破綻の定石7 危機対応が後手に回る:倒産に至るかどうかを分けるのは、経営のスピード感。リーマンショック、地震、デフレ等は本質ではない。

第3章 リスク管理の甘さはいつでも命取りになる
■ 破綻の定石8 売れてもキャッシュが残らない:資金繰りは万全か?長い支払いサイトで資金はショートする。(医療費の支払いも3か月はかかる。)粉飾決算も禁忌。
■ 破綻の定石9 1社依存の恐ろしさ:「卵を一つの籠に盛るな」は大前提。下請け体質の問題点。
■ 破綻の定石10 現場を統率しきれない:現場で社員が経営陣に反旗を翻すパターンは、業績悪化と信用失墜へ。
■ 破綻の定石11 ある日突然、謎の紳士が……:取り込み詐欺等のほかに、はじめから企業存続ではなくて企業の持つ資金の奪取を狙うMAも有る。ベンチャー企業傘下で破綻の例。

◆週刊文春書評 倒産した二十三社の事例から、「倒産」という現象に共通する要素を探る。 「成功はアート、失敗はサイエンス」という言葉が刺さる。

経営者向けの月刊誌「日経トップリーダー」が
帝国データバンク、および東京商工リサーチの協力を得て、
近年、経営破綻した23社を徹底取材。

現場社員や取引先そして
経営者本人の苦渋の証言、
及び、決算や登記簿などの資料から、
破綻に至った経営を多角的に読み解いた。

「会社を潰した社長の独白」を別途掲載。

Categorised in: 社会・経済