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2018年6月17日

9944:医療費のムダ;東京経済の記事紹介

20050520174323_00001関東地区の東北大学医学部同窓会関東連合会の年次総会が行われました。一時停止されていたこの会のホームページもアップできています。http://www.gonryo.org/index.html
総会に集まったのは20人ほどですが、今回から私も会計幹事をお引き受けしたので早くから会場に行きました。
その前に書店でこの雑誌特集号を購入して喫茶店で、眺めてみました。記事に相当することも有ろうかとは思います。医療に掛けられる資金が限られる中で、このような指摘を積み上げることも有効ではありましょう。
一方奈良県では知事が従来1点10円で計算していた医療保険を9円にしようという事を確信的に放言して、医療業界を震撼させています。

_SX369_BO1,204,203,200_ この東洋経済の記事の目次をアマゾンのページから引用し、通読しての私のコメントを追記します。
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内容紹介

高齢化で膨張する日本の医療費。じつはムダだらけだ。胃がん発見にバリウム検査、風邪に抗生物質、無症状の健康な人にPET-CT検査……。

米国医療団体が警告するムダな医療を一挙掲載。さらに、整骨院の不正請求、患者を囲い込む透析クリニックなど、医療界の闇をあぶり出す。

 

【第1特集】医療費のムダ

1 これだけある医療費の聖域

「風邪に抗生物質」は氷山の一角 科学的証拠ないムダな医療(注:「過剰診療」と「効果の薄い医療」の指摘。ウイルス感染症に抗生剤は効かないから、この主張はまあ正しい。今回風邪に抗生剤を処方しない手当てがつくらしい。44、眼科疾患の症状がない画像検査。45、子供の眼底と眼圧。46、軽いドライアイへの涙点プラグ。)

誰がどのくらい負担するのか 日本の医療費の仕組みQ&A(注:42,3兆円を税金4、保険5、患者負担1で負担していると。後期高齢者分を組合健保や協会けんぽが補っている。記事では特に医療過剰感が強い西日本地域でどこまで削減するか?としている。)


(聖域
1)過剰医療の温床 命と健康を脅かす過剰検査・検診の闇(注:チュージングワイズリー運動が有る。日本のCT,MRI台数は多い。出来高払いの問題点。胃のバリウム検査には被ばく量にも問題がある。内視鏡が普通という指摘は多分正しい。)

東芝からCT買収したキヤノンの成算(注:CTは飽和しており、中国製より高いので勝算は容易ではない。)

がん検診と大手メディアの蜜月(注:2016年、検診で総死亡率が減ることを示したエビデンスは無いと。「過剰診断」にも問題有。3分の1は診断不要の癌であると。癌検診の真実を知られると困る人達がいる。マスコミOBが日本対癌協会に繋がるという。)


(聖域
26500億円分が節減可能 飲まずに家に眠るクスリ(注:確かに残薬は相当ありそうではある。ブラウンバッグ運動はその掘り起こしを目指す。残薬のあるケースでは、ちゃんと飲ませるのか?処方を止めるのか?インセンティブを付けるなどで、患者に薬剤は高いものだという自覚を求める必要はあろう。抗がん剤残液の利用も期待されている。)

空騒ぎ「高血圧の基準値」に決定打(注:これは、しっかり下げる、が主流であると。)


(聖域
3)医療費年1.6兆円に膨張 人工透析一辺倒のウラ側(注:透析患者は増えていて、これは腎移植が進むと減るべきものであると。患者の生活も時に色の方が優れているという。大規模な透析クリニックは報酬削減されるそうだ。)

「腎臓再生」で透析いらずに(注:これは未だ研究段階か?)


(聖域
4)整骨院の膨張を生んだ不正請求の常態化(注:捻挫、打撲、脱臼、骨折、挫傷の実が保険適応だというが、柔整師団体は強力だともいう。)

「はり・きゅう・マッサージ」急拡大の裏(注:7年で針きゅうは34%、マッサージは52%増加したという。此処にも問題はある)

「近藤誠理論」の功罪(注:省略)


(聖域
5)さらば、尊厳なき終末期医療「寝たきり大国」の異常(注:平均寿命と健康寿命に男性で8年、女性で12年の差が有るという。つまり寝たきりになってからの生存期間が長いという事。病院も、入院患者を増やす経済的な必要を抱えていると。終末期への意思確認(ACP)も必要と。)


(聖域
6)定員激増とAIの台頭で「医師余り」がやってくる!(2006年頃、地方の医師不足が顕在化して、年に7625人だった医学部定員が2018年までに1794人も増やされた。然し、地方や不人気科目(外科、小児科、産婦人科、救急等)の医師不足は続いているという。今後医師余りが顕在化してくるだろうともいう。弁護士、歯科医師は既に過剰になっている。日本は他国より医療機関数が多いという特徴がある。)

2 病院・医者と賢くつき合う

〇医療費で損をしない節約術10の鉄則:①医療費控除、②高額療養費制度、③傷病手当金には3連続日、④夜間割増料金、⑤差額ベッド料金、⑥初診で特別料金がかかる病院の増加、⑦セカンドオピニオン関連、⑧データの自己管理、⑨退職後は任意継続が得。⑩障害年金の受給は診断書で差が出る。などなど

〇医療費の中身がわかる領収証の読み解き方(注;略)

〇信頼できる医者・薬剤師はこの質問でわかる

1、この検査処置が本当に必要か?
2、リスクや副作用
3、よりシンプルより安全な選択肢はあるか?
4、なのもしなければどうなるか?
5、いくらかかるか?保険は効くか?
〇民間医療保険はやはりいらない:(注:今後、介護医療院への入院は「医療法に定める病院等への入院」に該当しない。)

INTERVIEW「無駄な医療の撲滅、日本は発展途上」小泉俊三:現行の出来高払い制度の弊害。医学会幹部はチュージングワイズリー運動に協力的であると。

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Categorised in: 社会・経済