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2018年5月13日

9850:皇居の養蚕、皇后さまから雅子さまへ 作業場で引き継ぎ:記事紹介

23a7128d 日清・日露戦争当時の日本の主要輸出産品は絹でした。(当時のラベル)世界恐慌のころには製糸産業も下火になってしまいましたが、今でも皇居で養蚕が行われているというのはそんな歴史の残渣でしょう。

女工哀史という言葉もあります。
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蚕は手に乗せてもかみつきも、また刺す毒毛も持ってはいません。あげはの幼虫とは違って、手に乗せてもただ、少し冷たい感じがするだけで柑橘臭くもありません。糸を取った後に残る蛹には多少癖のあるにおいがありますが、養蚕室には特に臭いもありません。
はじめは気味悪いかとも思いますが、雅子様にも慣れていただきたいものです。昭和の初めころに描かれた宮中での養蚕を描いた長野県に残る絵も採録します。

――記事2題――

記事1:

57b54358dd0140d8756ac5ea38743cbc_1526201001_1蚕に桑の葉を与える皇后さま(2017年5月、皇居・紅葉山御養蚕所、宮内庁提供)

来年5月の新天皇の即位に伴い、皇居で伝統的に行われてきた養蚕が、皇后さまから新皇后となる雅子さまに引き継がれることになった。13日、雅子さまはご一家で皇居・御所の天皇、皇后両陛下のもとを訪れ、皇居内にある紅葉山御養蚕所を視察した。

皇室では明治以降、養蚕業の奨励や文化継承のため、歴代の皇后が蚕を育て繭をつくってきた。毎年、蚕に桑の葉を与えるなどの作業を5月上旬から始め、同月末ごろ繭を収穫(収繭(しゅうけん))する。取れた糸は文化財の復元や国賓への贈り物などに使われる。13日は作業の引き継ぎのため、雅子さまが皇后さまからじかに説明を受けた。

雅子さまは午前10時50分ごろ、皇太子さまと愛子さまとともに、沿道の人に笑顔で手を振りながら車で皇居に入った。雅子さまが御養蚕所を訪ねたのは初めて。天皇陛下の立ち会いのもと、皇后さまから作業について説明を受けたという。関係者によると、雅子さまは病気療養中のため、皇后さまは「過度な精神的負担とならないよう、可能な範囲でなさればよろしいのでは」との考えだという。

ご一家は両陛下と昼食を共にし、午後2時ごろ、皇居を後にした。(中田絢子、多田晃子) 05/13 17:08 朝日新聞社

 

記事2
20090607_1_4杜の鍛冶屋 20096 7 () NO.177号 或る屏風・六曲一双 

偶然ある家を訪問したら見事な屏風を見る機会を得た。この屏風は先々代が或る画家に依頼して書いて貰ったものだと言う。その先祖は明治天皇をいたく尊崇し、神宮外苑の明治記念館の絵を参考にした絵を、無名の画家(蜷川桂舟)に依頼して一年余の月日を経て完成させたと言う。その画家も生涯これ以上の絵は描けないと漏らしたそうである。

六曲一双とは、六枚の絵を貼った曲がり屏風を二枚で一セットにしてこれを一双と言う。 はじめの一双は明治天皇に関わるもの。曲がった屏風を平らにした写真にしているから、本物とはいささか違和感がある。

 上の図

明治天皇、稲収穫と脱穀を視察の図。奥の輿の中に天皇がおわす。

 下の図

昭憲皇太后、蚕飼育視察の図

二枚で一双になる 何れも宮中内。

Categorised in: 社会・経済