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2018年5月12日

9844:医療広告ガイドラインが改正、ここに注意を! :記事抜粋紹介

1053520ウェブでの治療体験談はNGに 医療広告ガイドラインが改正、ここに注意を! :記事抜粋紹介

2018/5/9 江本 哲朗=日経メディカル

 

清澤のコメント:今回の広告規制に先立ち、グーグルアドワーズやヤフーなど医療広告を配信する企業でも広告規制を真剣にとらえて対策を考えている模様です。私たち医療機関も適正な情報発信を行う覚悟が一層必要と考えています。

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厚生労働省は58日、医療機関の広告やウェブサイトの記載に関する新たな省令・告示と、その具体的内容を示した「医療広告ガイドライン」を公表した。施行日は61日。(中略)

今回の改正によって、保険診療を主に行う医療機関が注意すべきポイントは2つ。

1つ目は、医療機関のウェブサイトに書かれている内容について、看板やテレビCMと同様に「広告禁止事項」(いわゆるネガティブリスト、1)に抵触していないかどうか確認しなくてはならないことだ。

 

1 広告が禁止されている事項(ネガティブリスト:テレビCMや看板、ウェブサイトなどで一律に禁止)

・専門外来(例外あり)、死亡率、術後生存率、未承認医薬品による治療の内容
・内容が虚偽にわたるもの
・他の医療機関との比較広告(比較優良広告)
・誇大広告
・患者の主観に基づく治療内容や効果に関する体験談(新規)
・治療内容や効果について、患者を誤認させる恐れのある治療前後の写真(新規)
・その他、品位を損ねる内容、他法令に抵触する内容

 

◎お金を払って載せる記事風広告には強い規制

2つ目の注意点は、自院の広告が「(1)看板やテレビCM、折り込みチラシなど、患者に対して医療機関側から積極的な情報発信を行う広告」なのか、それとも「(2)患者が自ら求めて情報を入手しに行く医療機関のウェブサイト、患者が希望して購読するメールマガジン、患者の求めに応じて送付するパンフレットなどの広告」なのかを区別すべきこと。

今回のガイドラインでは、両者それぞれについて表記可能な内容を示している。

 

1)は従来通り「広告可能事項」(いわゆるポジティブリスト、2)の13項目しか表示できず、強い規制がかかっているが、

2)であれば、医療に関する患者の適切な選択が阻害される恐れが少ないとして、広告可能事項の限定が解除され、それ以外の内容(表1のネガティブリストの内容は除く)も幅広く表示できる。

 

◎表2 広告可能な事項(ポジティブリスト:看板、テレビCMなどはこの項目のみ表示可。医療機関のウェブサイトは一定の条件を満たせばこの項目以外の内容も表示可)

1. 医師や歯科医師である旨
2.
診療科名
3.
診療所の名称、電話番号、所在地、診療所の管理者の氏名
4.
診療日、診療時間、予約による診療実施の有無
5.
法令の規定に基づき一定の医療を担うものとして指定を受けた医療機関である旨
6.
入院設備の有無、病床種別ごとの数、医師、看護師など医療従事者の人員配置など
7.
医師、薬剤師、看護師などの氏名・年齢・性別・役職・略歴など
8.
医療相談、医療安全、個人情報の適正な取り扱いを確保するための措置など
9.
紹介できる他の医療機関、介護サービス事業者などの連携体制
10.
ウェブサイトのURL、医療に関する情報提供に関する内容
11.
医療機関で提供される医療の内容
12.
手術件数、分娩件数、平均入院日数、外来患者数、入院患者数など
13.
その他、厚労大臣が定める事項(健康診断、人間ドックの実施などの表現は可。ただし遺伝子検査、アンチエイジングドックなどの表現は不可。予防接種の実施、治験の実施、クレジットカード使用の可否、駐車設備に関する事項、送迎サービスの有無などは表示可能)

広告可能事項の限定解除が認められるためには、

(ア)医療に関する適切な選択に資する情報であって、患者などが自ら求めて入手する情報を表示するウェブサイトその他、これに準じる広告であること、

(イ)表示される情報の内容について、患者等が容易に照会できるよう問い合わせ先を記載すること、

(ウ)自由診療にかかる通常必要とされる治療などの内容、費用などに関する事項について情報提供すること、

(エ)自由診療にかかる治療などの主なリスク、副作用に関する事項について情報提供すること──

4つの条件(自由診療を行わない場合はアとイの2つ)を満たさなければならない。

Categorised in: 社会・経済