お問い合わせ

03-5677-3930WEB

ブログ

2018年4月19日

9786:医師不足、28年ごろ解消 厚労省、医学部定員増で 40年

医師不足、28年ごろ解消 厚労省、医学部定員増で 40年、人口減で余剰3万人 2018/4/13付

情報元 日本経済新聞 朝刊

眼科医清澤のコメント:日本の医療は効率の良い優れたシステムであるとはいえ、国民健康保険制度にすべてを依存しています。そこで、医師数が多いから国民総医療費の増加が起きると考えた厚生官僚が嘗て居たと聞きました。今でもそれに近い発想はあるようです。大病院などでの、若手医師の残業時間に対する上限規制の必要性も最近は問題になっています。また、既存の開業医師としては、競合相手は少ないほうが吉と考える向きもあるでしょう。一方、医師の偏在も問題にされています。警官や消防士、教師は強制的に配置されているわけですけれど、個々の医師の就職先が公的に決定されるというのにも現状では相当な抵抗が予想されます。さて、日本の医師数は果たして少ないのでしょうか?「世界・人口1千人あたりの医師数ランキング(WHO版)」があります。こうしてみると、ロシア、ヨーロッパ、オーストラリアには医師が多いようです。

人口1千人あたりの医師数ランキングマップ

日本の人口1千人あたりの医師数は、2.297人で、世界ランキングの順位は55位だそうです。

ーーーー
厚生労働省は12日、働く医師の総数が2028年ごろに約35万人となり、必要とされる医師の数と均衡して「医師不足」が解消されるとの推計を公表した。医学部の定員増を受けて、高齢化に伴う医師の需要増をまかなえる見込みだ。その後は人口減少によって必要な医師数が減り、医師が余るとしている。今後は医学部定員をどう調整していくかが焦点になる。

医師の需給に関する検討会の分科会に示された推計では、医学部の定員について臨時で増員している18年度の約9400人を据え置くと仮定。医師数は16年の約31万5千人から、28年には約34万9千人まで増えるとはじき、この時期に需要と供給が均衡するとの見通しを示した。

医師や医療への需要は高齢化が進むことで当面は増加が見込まれる一方、人口減の影響で全体の需要は早ければ30年ごろから減り始める見通しだ。過剰な病院ベッドを減らすための議論はすでに全国で始まっている。推計によると、医師数は40年に約37万1千人に達し、供給が需要を3万人も上回る見込みだ。

推計は、厚労省が検討している医師の残業時間に対する上限規制の内容によっては必要となる医師の数が大きく変動する可能性がある。厚労
省は医学部の定員について21年度までは現在の定員をほぼ維持する方針だ。
ーーーー


Categorised in: 社会・経済