お問い合わせ

03-5677-3930WEB

ブログ

2018年3月29日

9729: 診療報酬改定で向精神薬処方がしにくくなる!? ;記事紹介

リポート◎診療報酬改定で向精神薬処方がしにくくなる!? ベンゾ長期処方が大幅減額 2018/3/22 古川 湧=日経メディカル (コメントと元記事抄出)

神経眼科医清澤のコメント:薬剤性眼瞼痙攣を引き起こすデパスなどの薬剤が処方し難くなります。ベンゾジアゼピンの眼瞼痙攣への危険は若倉雅登氏はじめ多くの神経眼科医が警告してきたところです。ボトックスを使いながら用いてきたリボトリールなども使い続けるとペナルティーがかかりそうです。

― ― ― ―

処方の長期化と多剤併用により依存を作り、多彩な副作用に悩まされることもある向精神薬。安易な処方を回避するよう、多剤処方を減点する仕組みが導入されたが、今回は単剤長期処方も減点される。一方、他医療職と協力した減薬への取り組みに点数が設けられた。

―――― 2018年度診療報酬改定で、BZ受容体作動薬の単剤処方であっても、1年以上連続して同一の用法・用量で処方した場合は、処方料と処方せん料が通常の処方料と処方せん料が減点される。

BZ受容体作動性の抗不安薬や睡眠薬は、常用量でも長期間服用し続けると一部の患者で薬物依存を生じる。主に問題になるのは身体依存。休薬すると離脱症状によって不眠や不安が引き起こされ、薬剤を中止できない悪循環に陥る。また、吐き気、頭痛、めまい、転倒などの副作用により、交通事故が増加し、大腿骨頸部骨折が増加する。

〇多剤併用の現状は変わらず

厚労省のスタンスは「向精神薬の多剤処方の適正化推進をより強化することが目的」。しかし、これまでの診療報酬改定の効果は限定的だった。実態調査研究によると、2010年時点で抗不安薬・睡眠薬が処方されている患者で3剤以上を併用している患者の割合は19.8%。既に多剤併用となっている患者の減薬が難しい一方で、漫然とした長期服用によって新たに多剤併用になる患者が増えている。多剤併用例の増加を抑えることは難しかった。

2017年の調査では、抗不安薬・睡眠薬を処方された患者約113万人のうち、1年以上処方されている患者が12%存在する。こうした患者が多剤併用へと進んでしまうことをできるだけ抑えようというのが、今回の改訂の主な目的だ。

 

〇 薬剤師や看護師などと協働して減薬に取り組むと、向精神薬調整連帯加算を処方料、処方せん料に追加できる。向精神薬を多剤併用もしくは長期服用している患者について、減薬した上で薬剤師などに患者のフォローアップを指示した場合に算定する。

 


Categorised in: 社会・経済