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2018年3月3日

9657:スマホ使用時間と健康保持の取り組み(倉本武雄校長):記事紹介

9657:スマホ使用時間と健康保持の取り組み(倉本武雄校長):記事紹介

 

東京都立杉並総合高等学校 校長 倉本武雄

 

東京都の学校保健 149号平成30年2月1日(3)から引用

 

清澤のコメント:東京都の学校保健にあったスマホと学習に用いる時間のお話です。今やスマホに使う時間が自宅学習時間の2倍にもなっているという恐ろしい現状が報告されていました。しかも学年の進行に伴ってスマホ時間が増えています。結論は「スマホは使いこなせることが必要な時代であることは理解していますが、弊害があることも理解させ、高校時代に学力向上と健康保持増進を生徒に考えさせる取り組みを充実させたいと考えています。」ということでした。

 

 

――本文引用――

 

私は3年前から、東京都児童・生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等調査にある、生徒の「携帯等視聴時間」を特に気にかけておりました。本校生徒の「携帯等視聴時間」の調査では、3時間以上は4 割強でした。

 

 

 

[質問紙調査⑩ ] 1日に携帯電話 (スマートフォン )、タブレット端末、携帯型ゲーム機やパソコンを、合わせてどれくらい使いますか ?(図を省略:(出典 :「 平成28年 度東京都児童 生徒体力 運動能力、生活 運動習慣等調査」 東京都教育委員会  注:学年の進行につれ多くの時間をスマホに使う児童生徒が増えているのが読み取れます。)

 

 

 

きっかけは、他校の校長先生から、「東京都児童。 生徒体力・運動能力、生活・運動習慣等調査」の「体力合計点」、「携帯等視聴時間」と、受験雑誌を参考にした都立高校の偏差値の関係をクロス集計した表を見せていただいたことでした。この結果は、「高校の学力の偏差値」と「携帯等視聴時間」とは、概ね反比例関係にあることをすぐに感じ取れるものでした。私は「授業以外の学習時間を増やし、学力向上を図る」ことを経営方針に揚げ、その方策は「携帯等視聴時間』を減らし、授業以外の学習時間を増やす」、でした。1学期の三者面談前に1日当たりの「授業以外の学習時間」と「ゲーム・スマホに費やす時間」の調査を実施しました。担任の先生方には、学校平均、クラス平均と合わせて、個人別の「ゲーム・スマホに費やす時間」を確認してもらいました。6時間以上費やす生徒もいました。

 

 

 

平成29年度6月調査結果

 

授業以外の学習時間 平均( ) 1 50.6 2 34.6 3 94.2 全体 59.8

 

スマホ・ゲーム等に費やす時間 平均( ) 1 181.4 2 141.4 3 134.0 全体 152.3

 

 

「ゲーム・スマホに費やす時間」の多い生徒の面談には、大変参考となる資料となりました。担任の先生も、費やす時間を確認して生徒の日常を観察すると、心配される生活面や学習面が見えてきたそうです。しかし、費やす時間の多い生徒の改善は、簡単ではないようです。授業が終了すると、ほとんどの生徒が一斉にスマホを確認する状況は、当たり前になりました。 「スマホ首 (スマホを使用しているときの首の形)の姿勢を長時間反復的にとることが原因と思われる、肩こりや首の痛みの症状を訴える生徒も、まだ若千ではありますが現れているように思える」と、養護教諭は話してくれました。

 

生徒に話を聞いたところ、「クラスの中には
、学校以外の顔も見たことない人とツイッターやゲームをしている人がいる」「時間もついつい深夜遅くなったりしている」 「だんだん昼夜逆転現象といえる状況になってきて、学校では眠くなっている様子がわかるようになってきた」という情報提供もありました。

 

現段階では、実態把握と担任の先生からの助言程度の取り組みです。スマホは使いこなせることが必要な時代であることは理解していますが、弊害があることも理解させ、高校時代に学力向上と健康保持増進を生徒に考えさせる取り組みを充実させたいと考えています。

 

――引用終了――


Categorised in: 社会・経済