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2018年2月4日

9575:生活習慣病でも保険加入OK 医療ビッグデータ活用::記事紹介

2018/2/3 22:30 日本経済新聞 電子版:から抄出

清澤のコメント:特定の疾患が持つ生命保険支払いにつながるリスクは、その保険加入希望者の詳細なデータを加味して分析しなおせば、リスクを低く計算しなおせる場合が有り、その希望者を保険に加入させられるから、保険加入者を増やすことが出来る:という理屈のようです。上澄みを掬うこと、それ自体に異議はありませんが、それが徹底して行われれば、その患者を除いた疾患保有者群の持つリスクは上昇するはずではなかろうか?とも思われます。最近はやりの細かくセクション分けされる自動車保険でも同じことが考えられます。

--抄出--
生命保険業界で医療ビッグデータを活用する動きが広がってきた。かんぽ生命保険は契約者の病歴などを人工知能(AI)で解析し、2018年度にも保険を引き受ける際の審査基準を緩和する。膨大なデータで将来の病気や死亡のリスク予測をし直す結果、多くの生活習慣病患者らが「治癒の可能性がある」などとみなされ保険加入できるようになる。IT(情報技術)活用で新しい顧客の掘り起こしに躍起だ。

 

かんぽ生命は保険の加入基準を緩和する

かんぽ生命は保険の加入基準を緩和する

かんぽ生命が分析を始めたのは国内最多の3156万件の個人保険契約と、外部の医療機関などから購入した450万人分のデータだ。いずれも個人が特定できないよう加工・匿名化しており、治療歴のほか、健康保険組合の健康診断結果、薬の処方歴などの情報が含まれる。主に生活習慣病に関わる指標に着目。例えば高血圧や糖尿病患者の手術・入院、死亡率といった経過を調べる。

従来も契約者データをもとに死亡率などを予測してきたが、たくさんの外部データを組み合わせることで健康状態の変化などをより高い精度ではじき出す。たとえば保険の申し込み時点で高血圧や糖尿病など健康リスクの高い人は加入を認めていなかったためデータが不足していたが、外部データでこうした分野を補強する。医療技術向上や健康改善の努力によって、指標が多少悪くても健康で長生きできると分かれば、加入の裾野を広げられる。

対象となる保険は主力の養老保険、終身保険と医療特約など。かんぽ生命は16年度に約270万件の保険申し込みがあったうち、健康上の理由などで約1割が契約に至らなかった。同社によると基準緩和によって毎年4万~5万件の契約拡大につながる見通しだ。(中略)

かんぽ生命は総額1200億円を投じて保険業務の基幹システムを刷新し、17年に稼働した。新システムで管理する顧客情報や分析ツールを本格的に活用する。ーー

国内の生活習慣病の患者は増加傾向にある。厚生労働省によると、14年の糖尿病患者数は90年比で約2倍、高血圧疾患は約7割増えた。加入基準の緩和や健康改善サービスの拡充は、患者数増加に対応する効果もある。(岡部貴典)


Categorised in: 社会・経済