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2018年1月22日

9541:「ネット中立性」規制の撤廃で大きく揺れるアメリカ

「ネット中立性」規制の撤廃で大きく揺れるアメリカの「オープンなインターネット」を巡る問題とは?:その記事の要点を抄出します。2018117 1336 GIGAZINE   

 

米国内で「ネットワークの中立性」に関する規制を撤廃するという連邦通信委員会(FCC)の方針を巡り、議論が活発になっています。巨大なIT企業もFCC方針に反対を表明し、22州の司法長官が決定の不当性を訴えて訴訟を提起しています。

 

◆ネット中立性とは?

「ネットワークの中立性」とは、「インターネット上のコンテンツの取り扱いは公平であるべき」という理念のもと、ネットワークサービスプロバイダー(ISP)に対して特定のコンテンツを有利ないし不利に扱うことを禁止するというルールです。ネット中立性のルールの下では、特定のコンテンツの配信を高速化したりブロックしたりする恣意的なサービス運用がISPに認められていません。しかし、ネット中立性のルールが撤廃されれば、割増料金を支払った企業にだけコンテンツを高速に配信できる「高速レーン」の利用を許したり、特定企業のコンテンツの配信速度を大幅に遅らせたりといった、異なる取り扱いをすることがISPに許されます。――

仮にネット中立性のルールがなければ、追加費用を負担できない中小企業が競争上、不利になり得ます。他方で、ネット中立性の下では、ISP事業者にとってはインフラ整備コストが高まってしまうという不利益もあります。ネット中立性ルールは、2015年にオバマ政権下で制定されました。

 

FCCの規制撤廃決定

連邦通信委員会(FCC)20171214日の委員会でネット中立性規制が撤廃されました。変化の原因はオバマ政権からトランプ政権への移行があるというのが大方の見解です。ネット上の規制を強めたいトランプ政権の方針に合致するからだというのがその理由です。

 

IT企業や市民の動き

ネット中立性の規制が撤廃される見込みであることが明らかになると、ネット関連企業はすばやく「反対」の意思を表明しました。FCCの規制撤廃が違法だという訴訟も提起されています。

 

◆今後の展開

 

法曹関係者の間では「原告が勝つのは難しいだろう」という意見が主流です。両院とも共和党議員が過半数を占める現状では、議会によってネット中立性を維持する法律の可決は非常に難しいと言われています。


Categorised in: 社会・経済