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2018年1月2日

9478:昔の日本人が全員結婚できた理由 最近の若者は「恋愛離れ」ではない?:記事紹介

昔の日本人が全員結婚できた理由 最近の若者は「恋愛離れ」ではない?

http://news.livedoor.com/article/detail/14106605/

201812 60

「ざっくり言うと

・昔の日本人が全員結婚できた理由を筆者が解説している

・男性の交際率は変化がなく、最近の若者は「恋愛離れ」していない

・かつては「お見合い」という社会的なマッチングシステムが機能していた。」

清澤のコメント:お正月に母や弟夫婦と話した時、周りに未婚の人が増え、生涯未婚率も増えているということが話題になりました。私たちの時代ではお見合いを仲介してくれた呉服屋さんなどもいましたし、私の両親も元気なころには何組かのお見合いをセットしていたものでした。この記事を読んでみると、現代の世相が見えてきます。子供にもこの記事を紹介しておきましょう。後輩を見ていると、縁談を紹介する組織などもありかもしれません。
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記事の抜粋】日本はかつて、皆が結婚する皆婚社会でした。結婚が自由化されると結婚意欲を減退させ、未婚化を推進してしまうのではないか。

◎結婚の自由化が未婚化を推進している?

未婚化の原因は決してひとつではなく、さまざまな要因が複層的に影響しあって起きている。が、巷(ちまた)で言われているような「未婚化は若い男の草食化」などではないということだけは断言できる。

少なくともここ30年間、男の交際率は変わっておらず、時代によって交際率が変化したなんてことは統計上はまったく言えない。自発的に恋愛ができる男の割合なんてものはいつも3割にも満たず、7割強の男には交際相手はいなかったんです。最近の若者が「恋愛離れ」しているのではなく、バブル時代に青春を過ごした今50代以上の男性も、肉食系のイメージで見られがちだが、例外ではない。

日本はかつて、皆が結婚する皆婚社会であった。国勢調査が始まった1920(大正9)年からのデータを振り返ってみても一貫して生涯未婚率は1990年まで5%以下で推移している。この驚異的な婚姻率が1875年(明治8年)にはまだ3340万人だった人口を、1967(昭和42)年頃には1億を突破させるほど急成長させた原動力でもある。しかし、それはいわば国家的な「結婚保護政策」のおかげだったことを認識したほうがいいと思う。

明治民法が制定されるまでの日本人庶民の結婚とは、限りなくお互いが精神的にも経済的にも自立したうえでのパートナー的な経済共同体という形に近かった。別の見方をすれば自由でもあり、夫婦の関係は対等だった。

明治民法により、女性にとって結婚とは生きるための就職のような位置づけとなり、基本的に結婚をしないという選択肢はなかった。そこで大いに機能したのが「お見合い」という社会的なマッチングシステム。実は、これこそが結婚保護政策の最たるもの。

お見合いとは、個人の恋愛感情より、家と家という2つの共同体を結びつけるための機能が優先されるものであって、ある面では個人の自由がないと言える。個人最適の選択によらず、強制的な全体最適を目指したシステムだからこそ、皆婚が実現できたともいえる。特に、自分からアプローチできない男にとってこのお見合いシステムというのは神システムだったと言えるだろう。

恋愛結婚がお見合い結婚を上回る分岐となったのは1960年代後半だった。生涯未婚率が上昇し始めたのは1990年代以降。-1965年に
25歳だった適齢期の男性が、生涯未婚の判断基準となる50歳になった時が1990年です。つまり、お見合い結婚比率が恋愛結婚比率を下回った第1世代は、そのまま生涯未婚率上昇の第1世代となったと言える。

◎職場婚の減少も未婚化に影響

もうひとつ忘れてはならないのが職場での出会いによる恋愛結婚です。これは分類上恋愛結婚とされていますが、当時の職場結婚もまた社会的マッチングシステムのひとつでした。

◎お見合い結婚から恋愛結婚へと移行したことで明らかに変化したことがもうひとつあります。それは離婚の増加。――世界トップレベルの離婚の減少に寄与したのもまた明治民法。この民法によって、家制度型の婚姻や家父長制度が世間に浸透し、日本の離婚率は急激に減少した。

一時1938年には人口1000人あたりの離婚率0.63という世界でも最も離婚しない国になった。一転1960年代以降の恋愛結婚の比率の上昇カーブとリンクするように離婚率が上昇している。

◎恋愛結婚の夫婦のほうが離婚しやすい

現代、恋愛や結婚に対して社会的な制約は何もない自由であるにもかかわらず未婚化が進むのは、むしろ自由であるがゆえの不自由さを感じているからではないか。

ただ、だからといって国家による結婚保護政策に戻すことは非現実的。皆婚時代を否定はしませんが、冷静に考えれば国民全員が結婚していた状態こそ異常だと考える。非婚の選択も生涯無子の選択も尊重されるべきですし、一方で結婚したいけどできないという人たちのサポートも必要です。とはいえ、恋愛強者は男女とも3割しかいない。かつてのお見合いや職場縁に代わる新しい出会いのお膳立ての仕組みが必須なのかもしれない。


Categorised in: 社会・経済