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2017年11月19日

9362:犬の所有は心血管疾患と死亡リスクを低下させる:記事紹介

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犬の所有は心血管疾患と死亡リスクを低下させる(研究):記事紹介

 

清澤のコメント:沢山の犬を飼っても、私のように散歩させなくては、健康への有効性は低いのかもしれません。家内は毎日各頭を散歩させているから、長生きするかもしれません。原著は最近はやりの採用数に制限のないサイエンティフィックレポーツです。

――短縮して引用――

スウェーデンで行われた大規模調査によれば、犬を飼っている人は、飼っていない人に比べて心血管疾患による死亡リスクが低い。この傾向は単身者に顕著で、品種によって影響の大きさに違いが見られている。

犬の所有と長生きは関連している

「犬を飼うことは、私たちに健康上の利点をもたらす」とはよく言われること。しかし、犬の存在が健康に直接的に影響するかは、不詳。

今回の研究も、大規模なデータを分析する形で、犬の所有と心血管疾患(CVD、心臓・血管など循環器における疾患)の関連を明らかにする目的で行われた。ウプサラ大学の研究者らは、12年間、40歳~80歳のスウェーデン人340万人超を対象に、犬の所有と死亡率、死因などについて分析を行った。

結果、犬を所有していた人は所有していない人に比べ、早期死亡リスクが20%低いことがわかった。また、犬を所有していた単身者は所有していない単身者に比べ、死亡率が33%少ないことも示された。さらに犬を飼っている人は、心血管疾患で死亡する可能性が36%低いこともわかった。

犬は単身者の病気リスクを下げる可能性

研究者によれば、犬の所有は単身で暮らす人の防御因子(protective factor、ある疾病になる機会を減少させる可能性のあるもの)になっている可能性がある。単身世帯はこれまでの研究では、複数人で構成される世帯より心臓血管疾患と死亡リスクが高いと報告されていた。

一方、家族やパートナーと住んでいた世帯における死亡率の減少は11%と、犬の所有と死亡率との関係は単身者ほどには顕著ではない。研究者は「おそらく、犬は単身者にとって重要な家族の一員なのだろう」と述べる。

所有する犬の品種によっても、違いが見られた。猟犬に分類される犬(テリア、レトリバー、セントハウンド、その他)の所有者は、心血管疾患のリスクがもっとも低くなった。毎日長い散歩が必要な犬は、所有者をより健康的にする傾向がある。

この研究は実験研究のように因果関係を示すものではなく、既存データを使って”傾向”を示す分析である。また、ヨーロッパで行われたものであるため、犬の所有文化の異なる日本では当てはならない結果も含まれていると考えられる。

説明は、犬の飼い主は身体活動のレベルが高いということ、犬が飼い主体内の細菌や微生物に与える影響、幸福度や社会的接触に与える影響と、これまでのものと変わらない。

 Mubanga, M., (2017). Dog ownership and the risk of cardiovascular disease and death – a nationwide cohort study. Scientific Reports, 7(1),⇒原著へリンク


Categorised in: 社会・経済

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