お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2017年7月17日

9024:新出生前診断、4年で4万人超 高齢出産増加が背景

新出生前診断、4年で4万人超 高齢出産増加が背景 

 

2017/7/16 21:03

20120926143447535_3b3a9475448d2318bca1ffe50cf80f1d清澤のコメント:
 上記の記事を書く材料とされたであろうプレスリリースのようなものがネット上では確認できませんでした。
 まず母体血清マーカー検査というものがあり、検査の推奨時期は妊娠15週-17週頃とされ、結果が出るまでに10日前後かかるそうです。確定診断ではないので、陽性であっても確定診断のためには羊水検査が必要となります。実際に羊水検査を追加で実施するかは任意。手軽に診断できるために、検査を受ける妊婦が増えたそうです。自費診療であり健康保険は適応されません。
 2013年より高精度の新型出生前診断の実施が開始されましたが検査代金が高額とのこと。(ウィキペディア要点)

 この記事が報じている新型出生前診断とは、無侵襲的出生前遺伝学的検査セルフリーDNA検査などとも呼ばれるもの。妊婦から採血しその血液中の遺伝子を解析することにより、胎児の染色体や遺伝子を調べる非侵襲的検査です。母体の血漿中セルフリーDNA(cell-free DNA:cfDNA)という胎児由来遺伝子を解析します。これも確定診断には羊水検査が必要です。

 アメリカ合衆国のシーケノム社が2011年に開発したMaterniT21により、胎児の染色体異常が診断可能になりました。まず、21トリソミーの診断が可能になり、その後さらに18トリソミーおよび13トリソミーが対照に加えられたそうです。

 日本国内では2013年4月より、日本医学会の認定・登録委員会により認定された施設での検査が始まり、(http://jams.med.or.jp/rinshobukai_ghs/index.html ☆このページに平成27年6月以降日本医学会臨床部会運営委員会は無くなりました、との記載もありますが?。)

 「高齢出産」を理由にする妊婦が多いとされていますが、アメリカではカルフォルニア州だけで、2009-2012年に130万人と日本よりはるかに多い妊婦が検査を受けているそうです。費用は健康保険の適応がなく自費扱い。

 下記記事のの結果をざっくり見れば、検査を受けた胎児の2%(800:40000)に何らかの変化があったということになり、通常の出産全体での変化よりは高リスク群の妊婦が検査を受けていることによって、相当高い値になっているようにも見えます。

 胎児の疾患は私の専門である眼科領域の話ではなく、わたくしなりに調べてこの解説としましたが、もしこの記事に異議がありましたらご指摘いただければ幸いです。(引用:中日新聞  図版参照)

ーー記事引用ーー
妊婦の血液から胎児のダウン症などを調べる新出生前診断を受けた妊婦は、検査開始からの4年間で4万4645人だったことが16日、全国の医療機関でつくる研究チームの集計で分かった。受診者は毎年、増え続けており、研究チームは高齢出産の増加などが増加の背景にあるとみている。

研究チームによると、4年目の受診者は約1万4千人で前年に比べ、約1000人増えた。

染色体異常の疑いがある「陽性」と判定されたのは4年間で803人だった。うち確定検査を受けたのは675人。605人が陽性と確定し、残りの70人は確定診断で異常がなかった「偽陽性」だった。陽性だった妊婦のうち、自らの意思で中絶を選択したのは567人だった。

新出生前診断は2013年4月に始まり、全国の医療機関が臨床研究として実施している。十分に理解しないまま安易に広がると命の選別につながるという指摘があり、カウンセリング体制などが基準を満たした医療機関を日本医学会が認定している。

集計をまとめた昭和大の関沢明彦主任教授は「十分にデータはそろい、臨床研究を終える時期にきている」と説明。現在は限られた医療機関で実施されており、「妊婦がアクセスしやすい状況をつくっていくことは、今後の課題だ」と述べた。


Categorised in: 社会・経済