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2017年7月2日

8987:相談室の意義:医療現場でできること、医療現場でできないこと

来週の心療眼科研究会に荒川和子さんが発表する演題の抄録を採録いたします。

相談室の意義 ­ 医療現場でできること、医療現場でできないこと ­ 

荒川和子 NPOと心の健康相談室

2015年4月NPO法人・目と心の健康相談室を立ち上げた。  それはどんな理由があり何を目指しているのか? と聞かれることがある。その時私は「眼科の患者さんは目が見えなくなっても生きていかなくてはならないからです」と答える。学病院の眼科病棟や外来勤務20年近く眼科看護を経験し、その後の13年間を1日1,000人以上の受診患者が来院する眼科専門病院に勤務した。大学病院の眼科は神経眼科疾患の患者の入院が多く、シンナー中毒、メチルアルコール中毒、 ベーチェット病、レーベル病などなど重症な患者を多数受け持った。しかし、どの患者にも退院後も続く苦しい生活が待っているのをどうすることもできなかった。の疾患がどれほど患者を恐怖におとしいれ、その患者を取り巻く家族の苦悩も目の当たりにしてきたのである。 眼科専門病院では、大変混雑する外来で、「医師の補完」を目的とした「医療相談コーナー」を立ち上げるよう院長より指令が出た。院長と私は外来の待合室の1画にその相談コーナーを立ち上げた。「聞きたいことがあったが後に待つ患者さん がいて聞けなかった」「先生の説明が専門用語でわからなかった」、「何十年も一生懸命通ったのに目がどんどん見えなくなる、おかしくないか?」などと言った患者の訴えにも対応してきた。その相談業務で患者の反応は「安心して通院できるようになった、先生の言っていることがわかるようになってきた」など、大変うれしい反応もあった。一方、単純にはいかない難病を抱えた患者や目の不調だけでも「失明の不安や精神的に不安定になってしまっている患者の訴えは多岐にわたり、医療現場だけでは患者の満足する診療にはなっていないと感じていた。医療現場では何をどこまでできるのか、医療現場でできないことはなにか?目と心の健康相談室に寄せられた相談内容から分析したことを報告する。


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眼と心の健康相談室(看護師荒川和子理事長)からのお願い:

読売新聞の医療サイトコラムに「心療眼科医 若倉雅登のひとりごと」が連載されているのですが、その関係で第11回読売サロン講演会「眼科医が見逃す 目の異常」がありました。

その席にNPO法人「目と心の健康相談室」理事長としてゲスト出演させて頂き、私の方から相談事例2事例を提示させて頂きました。

目の不調が心身に影響を及ぼすということを多くの方に知っていただき、早めに受診されたり、相談室を利用して頂ければと願っております。

当法人は、今年は認定NPO法人を目指しておりまして、賛同していただける方を募っております。賛同して頂ける方がいらっしゃいましたら「清澤眼科 荒川和子」(03-5677-3930)までご連絡を下さい。宜しくお願い申し上げます。

眼科医清澤のコメント:
清澤眼科医院は医院に接続する部屋に「
NPO法人・目と心の健康相談室分室」を設けて患者さん方の相談に対応する一方、この法人活動を全面的に支援しています。

現在、「NPO法人・目と心の健康相談室」は「認定NPOへの昇格」のためにこの会にご賛同頂け、3000円の協賛金をお納め願える個人資格での協賛者100名を必要として居ります。

認定医療法人に認定されますと、寄付金控除が認めらることになりますので、当NPOの経済的な基盤安定が期待されます。そうすることで、「目と心の健康相談室」の継続的な運営がずっと容易になることが予想されます。皆様のご協賛をお願いいたします。


Categorised in: 社会・経済