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2017年6月1日

8904:金塊密輸:佐賀沖漁船206キロ 押収量は国内過去最大:記事紹介

佐賀沖漁船206キロ 押収量は国内過去最大

金塊とみられるものが見つかった小型船を調べる捜査員ら=佐賀県唐津市の名護屋漁港で2017年6月1日午後1時32分、本社ヘリから矢頭智剛

佐賀県唐津市の漁港に金塊とみられる積み荷206キロを密輸したとして、第7管区海上保安本部と佐賀県警などは1日、日本人と中国人の計8人を関税法違反(無許可輸入)容疑で逮捕した。金塊であれば10億円相当とみられ、2015年2月に関西国際空港で押収された金の延べ板130キロ(6億円相当)を上回り、国内の金密輸事件では過去最大の押収量になる。

逮捕されたのは、長崎県壱岐市勝本町本宮南触、職業不詳、斎藤靖昭容疑者(49)ら日本人5人と住居不定、職業不詳、盛夏容疑者(46)ら中国人3人。このうち5人が漁船に乗って来た運び役、残る3人が陸上で待っていた受け取り役とみられ、他にも関与した人物がいるとみて調べている。

逮捕容疑は5月31日、小型船「第36旭丸」を唐津市鎮西町の名護屋漁港に接岸させ、同日午後3時ごろ、金塊とみられる積み荷を陸揚げして税関長の許可を得ず密輸したとしている。7管は8人の認否を明らかにしていない。

7管などによると、「海上で金塊取引が行われる」との情報を得て、同漁港に唐津海上保安部の捜査員らを派遣。斎藤容疑者らが積み荷を陸揚げし、港に待たせていたワンボックスカーに積み込んだのを確認して任意同行して逮捕した。積み荷は金塊とみられ、門司税関が鑑定している。

第36旭丸は斎藤容疑者の所有で船籍は青森県むつ市。以前はイカ釣り漁船として使われていたが、現在は漁船登録を抹消されている。金塊とみられるものを積み込んだ場所は不明だが、洋上で別の船から積み替える「瀬取り」が行われたとみられる。7管は数カ月前からこの漁船をマークしていたという。

金塊の密輸は近年急増しており、財務省によると、摘発件数は12年7件▽13年8件▽14年177件▽15年294件。韓国-九州ルートが目立っている。取引に絡んで金塊や現金が奪われる事件も続発。昨年7月には福岡市博多区で金塊160キロ(7億6000万円相当)が警察官を装った男らに盗まれた。今年4月には同市中央区で金塊取引のための現金約3億8400万円が強奪された。【宮城裕也、池田美欧、遠山和宏】


Categorised in: 社会・経済