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2017年3月12日

8665:最高裁で逆転無罪の煙石さん、「冤罪防止」へ提言:記事紹介

最高裁で逆転無罪の煙石さん、「冤罪防止」へ裁判所・警察・検察・国・報道への提言
無題
清澤のコメント:警察は警察に都合の良い証拠しか集めようとしないものらしい。そして冤罪というものはあれよあれよといううちに成立してしまい、「罪を認めても大した罰にはならない」という誘いに本人も唆されてしまいがちなものらしい。このケースでも、アナウンサーという一般に信頼される地位にあった人でさえも、「元々入って居たかどうか解らない現金を抜き取った」として告発されている。最高裁が止めたから良いようなものの、彼がすでに人生を滅茶苦茶にされたのは間違いないだろう。封筒の持ち主を責めるわけではないが、世間ではそのような心情も湧こうと言う物では無かろうか?
 最高裁で逆転無罪が確定するのは、極めて珍しいとされる。事実認定は高等裁判所までと聞いていたが、この判決は法文解釈に関する問題だったのであろうか?
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記事の要点:
無罪が確定した煙石博さん

「公正で良識ある判断をいただき、ありがとうございます」ーー。3月10日の最高裁判決で冤罪が確定した、中国放送の元アナウンサー煙石博さん(70)は判決後、よく通る声で用意した文章を読み上げた。最高裁で逆転無罪が確定するのは、極めて珍しい。

煙石さんは2012年、広島県内の銀行で、女性客が記帳台に置き忘れた封筒から現金6万6600円を抜きとったとして、窃盗の罪に問われた。被害を訴えた女性が記帳台を離れてから、従業員が封筒を見つけるまでは約16分。その間、記帳台付近を映した防犯ビデオに映っていたのは、煙石さんだけだった。しかし、現金を抜き出すシーンは映っておらず、封筒に触れたかどうかも判然としない。一方、封筒から煙石さんの指紋は検出されなかった。

裁判の主な争点は、(1)そもそも封筒に現金が入っていたのか、(2)煙石さんは封筒に触ったか。一審・二審は、女性の証言を信用し、封筒には現金が入っていたと認定。状況から煙石さんが犯人だとして、懲役1年、執行猶予3年の有罪判決をくだした。

一方の最高裁は、仮に煙石さんが犯人だとすると、(a)現金を抜き取った後、封筒を元の場所に戻すのは不合理、(b)画面の外に出たわずかな時間に、紙幣12枚と硬貨2枚を抜き取り、隠すのは難しいと判断。そのうえで、映像から煙石さんが封筒に触ったとは証明できないとした。また、封筒の中に本当に現金が入っていたかも疑わしいと結論づけた。

●「冤罪」で、仕事はゼロに、友人たちも離れていった

約4年半に及ぶ長い戦いを終えた煙石さん。判決後の記者会見中、柔和な笑顔を見せていたが、「『おめでとう』とは思えないのです。もともとお金を盗っていないのに突然とんでもない火の粉を浴びて苦しめられ、人生を失ってしまったのですから…」と悔しさもにじませた。退職後、フリーとして活動していたが、逮捕されたことで仕事はゼロになり、離れていった友人・知人もいたという。

煙石さんと代理人の久保豊年弁護士は、「濡れ衣を着せられて苦しむ方が出ないように」として、裁判所・警察・検察・マスコミ・国会の五者にそれぞれ、冤罪を防ぐための提言をした。以下、その要旨。


(1)裁判所、事実認定の手法を間違っている(略)
(2)警察、ストーリーに沿う証拠しか集めない(略)
(3)検察、捜査に対するチェック機能がなく追随するだけ(略)
(4)国会、起訴前保釈制度を(略)
(5)マスコミ、警察の発表機関ではないか?(略)

(弁護士ドットコムニュース)

Categorised in: 社会・経済