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2017年2月23日

8618:ノバルティス、アルコン売却を検討

ノバルティス、眼科分野子会社の分離を検討

2017/1/25 21:56

 【バーゼル=加藤貴行】欧州製薬最大手のノバルティス(スイス)は25日、眼科分野で業界首位の子会社アルコンの独立を検討する方針を明らかにした。アルコンは業績が低迷しており、株式上場や売却も含めあらゆる選択肢を考慮する。ジョセフ・ジメネス最高経営責任者(CEO)は同日の記者会見で「2017年末には結論を出す」と述べ、業界再編の引き金になる可能性もある。

 ノバルティスは10年にネスレ(スイス)からアルコンを買収した。米ボシュロムや参天製薬などを抑え圧倒的な業界首位だが、近年は不振が続く。ノバルティスはアルコンの医薬品事業を本体の医療用医薬品部門などに移し、コンタクトレンズや手術用の医療器具に特化したが、16年12月期は営業赤字だった。

  --続く--
 一方、同日発表した全体の16年12月期決算は、純利益が前の期比62%減の67億1200万ドル(約7650億円)だった。前の期の特殊要因を除くと5%減益。主力の抗がん剤「グリベック」の特許切れが響いた。

 売上高は2%減の485億1800万ドル。グリベックが米国で後発医薬品との競争に直面し、13億ドルの減収と3割落ち込んだ。新型の乾癬(かんせん)や心不全の治療薬が伸び、全体の落ち込みは小幅にとどめた。ドル高の為替の影響を除けば、売上高は横ばい、実質的な純利益は1%増だった。

 17年12月期は売上高、収益の指標とする中核的な営業利益とも前期並みを見込む。17年は欧州でもグリベックの特許が切れ新薬が補う状況が続く。ジメネスCEOは17年は踊り場としたうえで「各領域にパイプライン(新薬候補)は豊富で、17年末から次の成長のけん引役が出る」と述べた。

 一方、トランプ米大統領が米国の薬価引き下げ方針を表明していることに関し、同CEOは「米国の薬価は新しい問題ではないが、新政権と協力していく。重要なのはすべての薬が患者に届くことだ」と強調。ノバルティスは後発薬部門を持つことをふまえ、「当社は(患者に)よりよい価格を提供している」と説明した。米国事業は同社の売上高の35%を占める。

 同時に、「新政権はイノベーション(革新)の価値を理解し、雇用も重視している。医薬品は米国で雇用が多く、高給のとても重要な産業だ」と指摘した。過度に製薬業界を攻撃すれば、米国内での新技術開発の停滞や雇用への悪影響が及ぶ可能性があるとして、念を押した格好だ。
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◎日本アルコンとは?

アルコンのリーダーシップを支えているのは、最先端のイノベーション、そして画期的テクノロジー。この2つが、眼疾患・症状の治療のあり方を大きく変えてきた。幅広いアイケア製品を提供するアルコンは、サージカル、医薬品、ビジョンケアの3事業を柱としている。

事業領域
•サージカル – アルコンは、幅広い眼科手術製品ラインナップを提供し患者様にとって最良の結果を生み出すお手伝いをしています。サージカル製品には、白内障、網膜、緑内障、屈折矯正手術用のテクノロジーおよび機器に加え、白内障治療と同時に老眼や乱視などの屈折異常も矯正する先進技術眼内レンズ(ATIOL)などがある。また、先進の粘弾性物質や、術中の灌流・洗浄液やパック、その他の使い捨て製品など、白内障・硝子体手術に用いられる製品も提供している。

•医薬品 – アルコンの医薬品ポートフォリオには、緑内障による高眼圧症治療薬をはじめ、細菌感染や細菌性結膜炎に有効な抗炎症点眼薬・抗菌点眼薬、眼科手術に伴う炎症・痛みや白内障手術後の炎症・感染を抑える点眼薬などがある。

•ビジョンケア – チバビジョンとの統合により、アルコンはコンタクトレンズ、レンズケア製品において、世界屈指のメーカーになった。ビジョンケア製品のポートフォリオには、視力の矯正用のコンタクトレンズ(1日使い捨てタイプ、2週間/1カ月交換タイプおよびカラーコンタクトレンズ)がある。また、コンタクトレンズケア製品については、過酸化水素システムの消毒剤から、コンタクトレンズの洗浄、すすぎ、消毒がすべて可能なマルチパーパスソリューション(MPS)に至るまで、幅広くご用意している。

ーーー以上の内容は日本アルコン社の表明している方針です。

Categorised in: 社会・経済