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2017年2月20日

8610:大手法律事務所の実像「不祥事企業を狙うハゲタカ」の声も:記事要点の紹介

大手法律事務所の実像「不祥事企業を狙うハゲタカ」の声も:記事要点の紹介
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眼科医清澤のコメント:日本には歴史と規模に裏付けられた五大法律事務所がある。彼らは従来は、企業買収(M&A)を大きな収入源にしてきた。しかし、最近は不祥事を起こした企業の「危機管理」を新たな収益源にしているという。危機に瀕した企業は10余年にわたって法律業務フィーの値引き要求もせずに、高い費用を払い続ける。今の五大法律事務所はかつてハゲタカと呼ばれた外資系ファンドの姿に重なるともいう。しかも、若手弁護士の労働環境はブラック企業と見紛うほどの過酷さであるという。

 一方、医療業界でも、中小の病院を飲み込み、厳しい職員管理で収益を上げている一群の民間病院の大グループがある。最近は、個人で経営責任を問われる開業という業態よりも、勤務医として大樹の陰に寄って医師生活を過ごそうとする医師も多い。時間外勤務が支払われないなど、その労働環境が良くなければ、それは上記の法律事務所と相似形のブラック職場なのであるが。
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週刊ダイヤモンド編集部 【2017/2/18号】 2017年2月20日

「大手法律事務所の“餌食”は不祥事企業。東芝、三菱自動車、タカタ。」

 規模と歴史で国内五指に入る大手法律事務所。彼らを「ハゲタカ」と呼ぶ。五大の業態がここ数年で変容し、存続が危ぶまれるような企業に狙いを定め始めた。

 かつて五大は主に大企業向けに法律業務を提供し、個人案件は受任しない。

 そんな彼らの“好物”はM&A(企業の合併・買収)だった。M&Aのスキームを作り、条件交渉や契約締結など事務作業を引き受ける。2000年以降、五大は中小法律事務所を吸収し膨れ上がった。

 しかし、M&Aの手法が一般化し、大量増員された弁護士の一部が、証券会社や会計事務所などに流れ、五大の作業の一部を担う。M&Aがコモディティー化し、値下げ圧力が強まる。五大の弁護士は高コスト。

 そこで五大が目を付けたのが不祥事企業。企業の不祥事に絡んだ法律業務は、第三者委員会の設置、事実関係の調査、メディア対応、行政や機関投資家への説明、それに関連する訴訟など多い。「危機管理」は、値引きも要求されない。

 危機にひんした企業に“次”はない。企業側もカネに糸目を付けない。さらに危機管理は数年にわたって継続する。大手法律事務所が10年以上食い続けられる“おいしい”獲物。

 「私たちは困っている企業をいかにして助けるかを考えている。ハゲタカとは心外だ」と不快感をあらわにするが、今の五大はかつてそう呼ばれた外資系ファンドの姿に重なる。膨張した図体を維持せんがために瀕死の大企業を食らう、そして、そんな五大の表層を一皮めくれば、ブラック企業と見紛うほどの過酷な労働環境下で酷使される若手弁護士たちの姿があった――。
 
 以下略

Categorised in: 社会・経済