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2016年12月30日

8444:留学生・実習生失踪 「稼げる」と難民偽装 「申請簡単」制度を乱用

留学生・実習生失踪 「稼げる」と難民偽装 「申請簡単」制度を乱用

要旨:失踪した外国人の留学生や技能実習生は全国で相次ぐ。彼らの逃げ道の一つが難民認定制度だ。2010年の運用見直し後、外国人間で乱用が急増。「根本的原因は外国人労働者を受け入れる仕組みが整っていない点にある」「難民申請者は日本人が嫌がる3K職場で働いており、日本社会を支えている。少子高齢化が進む中、経済活動を縮小させてゆくのか、外国人を受け入れて発展させるのか。国民的議論が必要」との提言もある。

 --要点--
 失踪した外国人が難民申請に走るのは、労働の制約がなくなるから。留学生なら週28時間以内、実習生は最長3年間働けるが転職はできない。難民申請すれば半年後からフルタイムで働ける特定活動ビザに変更でき、職場も自由に選べる。難民申請の審査結果が出るのは半年から1年後。不認定となっても異議申し立てが何度でも可能で、再審査は数年かかる。再審査中に就職先が見つかれば就労ビザの取得もできる。

 16年の難民申請者は9月末現在で過去最高の7926人に上り、「本当に難民の資格がある人の保護にも支障を来しかねない状況」(入管)。

 NPO法人「難民を助ける会」の柳瀬房子会長は「根本的原因は外国人労働者を受け入れる仕組みが整っていない点にある」と指摘し、「難民申請者は日本人が嫌がる3K職場で働いており、日本社会を支えている。少子高齢化が進む中、経済活動を縮小させてゆくのか、外国人を受け入れて発展させるのか。国民的議論が必要だ」と提言。
=2016/12/30付 西日本新聞朝刊=抄出

2016年12月30日 10時31分
西日本新聞http://www.nishinippon.co.jp/feature/new_immigration_age/article/298686

Categorised in: 社会・経済