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2016年11月13日

8321:「大陸の真ん中が真の米国」 大統領選、叫ぶ反既得権層

無題8321:「大陸の真ん中が真の米国」 大統領選、叫ぶ反既得権層 ;記事紹介
金成隆一 2016年11月13日01時31分

眼科医清澤のコメント:アメリカの有権者の本音がトランプを勝たせたのかもしれません。大企業や、それに従属する米国のエスタブリッシュメント階層はそれよりも貧しい多くの米国民とは異質だったのでしょう。TPPもこの風向きでは雲散霧消しそうです。トランプさんもその地位につけばそれなりの判断をなさるのかもしれません。日本がそうして作られるモンロー主義的な米国の国境の外に位置付けられなければよいのですけれど。

 --記事の要点---
「大陸の真ん中が真の米国」 大統領選、叫ぶ反既得権層 金成隆一 2016年11月13日01時31分

 初めてドナルド・トランプ(70)の集会を取材したのはちょうど1年前、テキサス州ボーモントだった。番記者は「分かってないな。トランプの遊説場所を地図に落としたことあるか? ほとんど田舎だ。都会に来ても集会の場所はたいてい郊外だ。自分の訴えが誰に響くのかを理解しているんだ」。ーー「ハッキリ言おう。彼が共和党候補になる。支持者の熱気が違う。今日の集会を見れば、驚くぞ」

 会場に着くと大勢の支持者が立ち上がって声援を送っていた。掲げるプラカードに、こう書かれていた。「サイレント・マジョリティー(声なき多数派)はトランプを支持する」^^

 支持者に共通するのは、細かい政策など気にせず、単純なメッセージに共鳴していること。理屈よりも情念が勝っていた。私は頭を殴られたようだった。

 それから1年間。かつて栄えた鉄鋼業や製造業が廃れ、失業率が高く、若者の人口流出も激しい「ラストベルト(さびついた地帯)」といわれる、オハイオ州やペンシルベニア州などを歩いた。そこは、トランプの支持が強い「トランプ王国」だった。(金成隆一)

■色あせる「アメリカン・ドリーム」

 学歴がなくても、まじめに働けば、子どもは親の世代より豊かになれる。明日の暮らしは今日よりも楽になる。米国の勤労精神を支えた「アメリカン・ドリーム」が色あせている。米国の実質賃金は50年ほどほとんど上がっていない。

 「米国を再び偉大にする」という力強いメッセージに引き付けられた。寝る時間も削って応援に没頭した。「トランプは『忘れられた人々』の声になると約束した。衰退した地元を活性化してくれるはず」

 「トランプに何を期待するか? 米国を再び偉大にしてくれりゃ、それでいいんだ」

■抗議デモ映像に「負け犬!」

 店内のテレビに「反トランプの抗議デモ」の映像が流れると空気が一変した。「負け犬!」「家に帰れ!」。彼らの願いが通じ、トランプ大統領は誕生するが、不満と不安は消えていない。

「デモが起きているのはニューヨークやロサンゼルスなど大都市ばかりだ」

 「東海岸は政治家、大企業、銀行、マスコミで、西海岸はハリウッド俳優やシリコンバレー。どっちもリベラルの民主党支持者で、物価の高い街で夜ごとパーティーで遊んでいる。テレビが伝えるのは、エスタブリッシュメント(既得権層)のことばかりだ」「大陸の真ん中が真の米国だ。鉄を作り、食糧を育て、石炭や天然ガスを掘る。両手を汚し、汗を流して働くのは俺たち労働者。今回は真ん中の勝利だ」

 「俺たちが本物の米国人だ。エスタブリッシュメントは外国に旅行するが、ここには来ない。自分たちが俺たちより賢いと思っているが、現実を知らないのは、こいつらの方だ」

     ◇

 大統領選で米国は、トランプ氏が勝った中央部(赤)と、民主党のクリントン氏が勝った西海岸や北東部(青)に大きく二分された。
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Categorised in: 社会・経済