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2016年4月14日

7651:ドイツ軍が強奪した美術品の行方に関する話題です

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ドイツ軍が強奪した美術品の行方に関する話題です

戦後70年にもなってナチスドイツが簒奪隠匿した美術品が発見されるというだけでも十分な暗闇ですが、そのからくりがパナマ文書で明らかになったというのは一層の驚きです。

  --記事抜粋--
近年、ナチス政権下のドイツ軍がヨーロッパ各地で強奪した美術品の行方に関する話題がニュースで取り上げられることがあるが、モサック・フォンセカがこうした美術品の闇取引に一部関与していた実態も明らかになっている。アメデオ・モディリアーニは1910年代にパリで活躍し、日本人画家の藤田嗣治らとも交友のあった著名なイタリア人画家であったが、彼が1918年に描いた「杖をもって座る男性」はパリ在住のユダヤ人画商が所有していた。しかし、ドイツ軍がパリを占領する数週間前にこの画商は家族とともにパリを脱出。ギャラリーにあった名画はドイツ軍によって盗まれたとみられている。

 所有者の家族は戦後、ギャラリーから持ち去られた絵画の行方を追跡しようとしたが、情報不足もあって、お手上げの状態だった。しかし、2008年に美術品のオークションで知られるニューヨークのサザビーズに「杖をもって座る男性」が登場したという情報を得た所有者家族は、現在の所有者が世界的に著名な美術品収集家のデービッド・ナマド氏だと知り、ナマド氏に対して絵画の返却を求めた。しかし、絵画はパナマにあるオフショア企業のインターナショナル・アートセンターが所有するもので、ナマド氏は無関係と主張。このオフショア企業の関係者の情報も公開されなかったため、絵画が返却されることはなかった。

 しかし、パナマ文書によって、このオフショア企業がモサック・フォンセカによって1995年に設立され、1996年に競売で「杖をもって座る男性」を購入した事実、さらにこのオフショア企業の単独所有者がデービッド・ナマド氏本人であったことから事態は急変。スイスの司法当局は11日、先週後半にジュネーブ市内で「杖をもって座る男性」を押収したと発表。パナマ文書がきっかけとなって、スイスの司法当局内部で刑事手続きが開始され、押収に踏み切ったのだという。
 --引用終了--
清澤のコメント:戦後70年にもなってナチスドイツが押収し、隠匿した美術品が発見されるというだけでも十分な暗闇ですが、そのからくりがパナマ文書で明らかになるというのは一層の驚きです。

 騒動の渦中にある法律事務所「モサック・フォンセカ」がパナマにあるため、今回の情報漏洩は「パナマ文書」という名前で呼ばれている。モサック・フォンセカはオフショア企業立ち上げの分野では世界第4位の法律事務所で、1977年にドイツ生まれのユルゲン・モサック氏とパナマ人のラモン・フォンセカ・モーラ氏によって設立された。

 モサック氏が生まれたのは、ドイツ南部バイエルン州で、ICIJが入手した資料によると、ナチスの親衛隊に所属していたモサック氏の父は戦後アメリカに渡り、パナマで米諜報機関の秘密活動に従事しており、モサック氏は幼少期から現在までパナマで生活している。:ということだそうです。

将にオデッサファイルの世界ですね。

Categorised in: 社会・経済