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2016年3月30日

7606 米議会、韓国TPP参加に「NO!」:記事紹介

米議会、韓国TPP参加に「NO!」 米韓FTAの履行不十分を批判:記事紹介 2016.03.30
無題
2月に行われたTPPの署名式。韓国が参加する道のりは険しい(共同)
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20160330/frn1603301900008-n1.htm

清澤のコメント:TPPは米国による中国包囲網ないし新たな経済ブロック構想ではあるのでしょう。ですから、日本国内にもそれに反対する声は有るのですが、日本は既に加盟の方向で動いているようです。
 ところが、米国議会が韓国のTPPへの加盟を拒むという新たなニュースが出てきました。表向きは2国間協定が十分に履行されていないというのを理由にしています。しかし、米国国債の購入先の一位が中国であり、第2位が日本であるという現状の中では中国を敵視する政策を明確に示すわけにはゆかないでしょうが、親中国の姿勢が強い韓国に対して少しは嫌味を言ってやろうと言った雰囲気も感じられます。米国の本音は、中国には経済的につまずいてほしいが、その経済的ショックは米国には持ち込んでは欲しくはないと言ったところでしょうか?

 先日の勉強会で聴いてきたところでは、現在の米国で政治的な発言力が有る2業界は製薬業界と保険業界なのだそうです。新薬の特許期間を長期に設定して利益を永続させたいのが製薬業界です。現在の日本の国民健康保険をつぶして、その保険業務をそのまま奪取独占したいのが米国の保険業界なのだそうです。がん保険などがその先兵です。その2業界のどちらもが医療業界絡みという所が渋いです。

 トランプ氏が、「日本や韓国が米軍の駐留に掛かる経費をすべて負担しないならば、米軍を日本や韓国から撤兵する」と発言し、それを受けて現在の日米の首脳がそれは重大な発言だとしていますが、案外米国民にとっては、その程度の事は当たり前なのかもしれません。報道を見れば、共和党におけるトランプ氏の優勢は党主流派や有力なマスコミなどが強く反対してもほぼ固まりつつあるという現状のようです。

  --記事の概要ーー
 日本や米国などが大筋合意した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への韓国の参加に、米議会がノーを突き付けた。韓国が米国との自由貿易協定(FTA)を十分に履行していないことが理由で、TPPに意欲をのぞかせている朴槿恵(パク・クネ)政権には大きな痛手となりそうだ。

 共和党のオリン・ハッチ上院財務委員長が今月、駐米韓国大使宛てに送った書簡で、2012年に発効した米韓FTAについて、全体的には成功しているとしながらも、製薬業界の価格政策や公正取引委員会による調査の透明性、政府機関による海賊版ソフトウエアの使用など5つの分野について、合意を実現する努力を欠いていると指弾したと聯合ニュースなどが報じた。

 さらに書簡では、朴政権がTPP参加の意向を示していることに絡んで、「米議会が昨年通過させた貿易交渉関連法(TPA)は、既存の協定の順守がTPP加入の重要な基準だ」とクギを刺した。FTAを完全に履行しない限り、TPPにも参加させないというわけだ。

 書簡の背景には、新薬について韓国政府が適切な評価をしていないという米製薬業界の不満が反映されているという。また、TPPの米議会批准を控えて、オバマ政権側に適切な対応を促す狙いもあるようだ。(以下続く。)
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Categorised in: 社会・経済