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2016年3月9日

7554:内保連と外保連をご存知でしょうか?

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内保連と外保連をご存知でしょうか?

 大学病院での神経眼科外来診療の後、私の属する眼科の中では主流派とは言い難い「やや小ぶりな学会」の委員会に出て話を聞いて来ました。今日は内保連と外保連について聞いて来ました。この問題の解説に当たる部分をネットで見かけた記事(内保連と外保連 – みな歯科オープンWIKI)を参考に、今日はみじかくまとめてみましょう。
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 中医協(中央社会保険医療協議会)での診療報酬改定(案)のたたき台づくりは、主に事務局である厚労省保険局医療課が担当しています。医師、歯科医師、薬剤師、看護師といった医療系職種の専門官が中心となって取り組んでいますが、その過程において医療系学会の影響力は無視できないものです。

 各種学会の連合体である内科系学会社会保険連合(内保連)と外科系学会社会保険委員会連合(外保連)は、中医協の外部組織の診療報酬調査専門組織の一つである医療技術評価分科会に働きかけ、内科系、外科系の点数改定に影響を与えています。中医協も内部組織の検討だけでは不十分な情報について、外部組織の調査組織や評価組織を活用して、そこから情報を得ていくわけです。中医協としても大学教授らの意見を聞きながら適正な点数改定を行う姿勢です。

 内保連は、七〇近くの内科系医療学会の連合体であり、社会保険制度の在り方について提言していくことを目的としています。特に、二年に一度見直される診療報酬改定の際に、.各学会からの要望書を取りまとめ、それらを厚労省保険局へ提出しています。医療系学会による診療報酬改定への要望書は、厚労省としても大いに参考となるもので、科学的根拠に基づいた情報を得ることができます。

 一方、外保連は、六〇以上の外科系学会の連合体であり、内保連と同じく診療報酬改定の際に各学会からの要望書をとりまとめています。外科系学会の保険担当委員が討議を重ね、学問的根拠に基づいて、手術や処置の際の値段を試案として公表しています。たとえば、手術をする場合、何センチの創傷で、それらに対処する処置時間によって、どのくらいの値段設定が適正かといったことを提言しています。

 厚労省のたたき台づくりに際しては、細かい点数改定を検討する場合、内保連、外保連の意見が参考にされます。

眼科医清澤のコメント:眼科としての最も大きな学会である日本眼科学会は現在その両方に属しています。現在の状況では、我々のような「小さな学会」は何かを希望する場合でも、すべてをこの上部学会を通してお願いを出すことしかできません。

 しかし、既にいくつかの眼科内の学会は上に記した分科会に直接所属して、意見を述べているそうなのです。

(このブログの以前の記事です:7117:厚生労働省医療技術評価のヒアリング報告(臨床眼科学会シンポジウム14
⇒リンク https://www.kiyosawa.or.jp/archives/54537587.html参照)

私たちのような「小さな学会」は、その両方に属させてもらうこともできませんし、その登録にはどちらを考えるにしろ現状では幾多の難しい条件があります。
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Categorised in: 社会・経済