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2014年4月8日

5331 日焼け協会の「問題は医療機関」発言に米皮膚科学会は激怒 との記事です

5331 日焼け協会の「問題は医療機関」発言に米皮膚科学会は激怒 との記事です

日焼け協会の「問題は医療機関」発言に米皮膚科学会は激怒 との記事です
日焼けサロンなどで使われっる日焼けマシンが悪性黒色腫を増やすというストーリー(1)は下記の様にBJM(英国医学学会誌)が記事に取り上げる程度に確立された意見です。また日焼けマシン利用歴がある患者の扁平上皮癌および基底細胞癌の要約相対リスクは1.67と1.29だったそうです。そして25歳以下の相対リスクはさらに高いとされます(2)。これに日焼けサロンの業者団体が反論した(3)ことに対して、米国皮膚科学会が本気で怒っている(4)という記事が出ています。

清澤のコメント:各記事を読んで見ると正統派の米国皮膚科学会と、「日焼け」を収入源にしている追い詰められた業者団体の対立の図式ですが、一方的に正統派が楽勝とばかりはゆかないかもしれません。
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(1)日焼けマシン、悪性黒色腫リスク  2012年07月27日

文献:Boniol M et al.Cutaneous melanoma attributable to sunbed use: systematic review and meta-analysis.BMJ 2012;345:e4757.
出典:http://www.bmj.com/content/345/bmj.e4757

 PubMed、Embaseなどの観察研究から、西欧における日焼けマシンと悪性黒色腫発症リスクをシステマティックレビューとメタ解析で検討。27件の研究に基づく要約相対リスクは1.20だった。使用回数の増加、初回利用35歳未満でリスク増加が見られた。2008年の日焼けマシンによる悪性黒色腫発症患者は推定3438人だった。

(2)日焼けマシン、皮膚癌リスク2倍  2012年10月05日

文献:Wehner MR et al.Indoor tanning and non-melanoma skin cancer: systematic review and meta-analysis.BMJ 2012;345:e5909.
出典:http://www.bmj.com/content/345/bmj.e5909

 12件の研究(被験者9328人)を対象に、日焼けマシンと非黒色腫皮膚癌の関連をシステマティックレビューとメタ解析で検討。日焼けマシン利用歴なしに対する利用歴ありの扁平上皮癌および基底細胞癌の要約相対リスクは1.67、1.29だった。25歳以下の相対リスクは扁平上皮癌2.02、基底細胞癌1.40とより強い関連が見られた。

(3)米国日焼け協会が「問題は医療機関」と発言したのに対して、米皮膚学会は激怒 【米国皮膚科学会】 2013年1月18日 米国学会短信 (記事が長いので要点のみ採録します)
出典:http://www.m3.com/clinical/news/article/164695/

 ASAは声明で「日焼けマシンで疾患が増えるのは、日焼けサロンによるものではない」「癌が増えたのは、研究の対象が医療機関で美容目的に行われる光線療法を受けた患者や自宅で日焼けマシンを使用している患者だったからだ。」、「プロの日焼けサロンだけを研究対象とすれば、日焼けに伴うリスクは消えるだろう」とも言い切った。

 その声明に対し、AADが強く反論。AADは、医療機関で治療に使用される機器は、米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けている。一方、商用の日焼けマシンは承認を受けたものではない。として、日焼けサロンの安全性や利益に疑義を呈した。米国皮膚科学会(AAD)は1月7日、米国日焼け協会(American Suntanning Association:ASA)の声明に対して、「馬鹿げていて、データがない」と強硬に批判した。

(4)
米国日焼け協会に対する米国皮膚科学会の反論
(American Academy of Dermatology’s statement regarding the American Suntanning Association )
文献:http://www.aad.org/stories-and-news/news-releases/4b50deaf-316a-43d6-b9e1-34130ec2f3e6

Categorised in: 社会・経済