お問い合わせ

03-5677-3930初診受付

ブログ

2014年4月2日

5313 国際眼科学会 皇太子ご臨場での開会式と広場でのビュッフェ

今日のこのブログの訪問者数はなんと6700。国際眼科学会の記事がそれほど多くの人の興味を引くとは思えず、或るスキャンダルに昨日言及したことがその理由かと推測されましたので、その部分は夕刻削除させていただきました。ご容赦ください。この記事は眼科医でない方々には興味のない話かもしれません。その場合にはどうぞパスしてください。

午前中は甲状腺眼症と緑内障などの演題を聞き、午後は東京医科歯科大学に戻って神経眼科外来に参加してから、5時過ぎ東京フォーラムの会場に戻りました。6時開会の一時間前だからまだまだと思いながらホールAに行ってみたらすでにかなりの席が埋まっていました。

今回は128か国から18000人の参加だそうです。偶然隣の席になった人はナイジェリアから来た中年の女性医師。なんとナイジェリアからも30人が今回の学会に参加しているそうです。ナイジェリアは首都周辺では大変高い生活水準である、という事は聞いていましたが(今なぜアフリカなのか、ナイジェリアを例に この記事にリンク)、お国から持ってきたであろうスマホを操り、ノートパソコンで明日の演題を調べておいででした。

開会式の始まりは全役員が壇上に登場。その方々が降壇すると4人の婦人と3人の男性による和風の踊りのオープニングパフォーマンスで開幕。皇太子殿下が登場し、私は初めて彼の御尊顔を拝しました。

 そのあとは大鹿先生(第34回国際眼科学会と118回日眼会長)、石橋先生、新家先生(第29回アジア太平洋眼科学会会長)のご挨拶。司会をされた御嬢さんはただならぬバイリンガルで、堂々と開会式を仕切っていました。皇太子殿下のスピーチは流暢な英語でなさいました。

この辺りで参加者はもう十分と言う雰囲気だったのですが、さらにICO、AOI、APAOの賞の授与が続きます。これから来賓の祝辞で文部科学大臣の祝辞など。
WOC2016はメキシコのグアダラハラだそうでそのプロモーションフィルム。

最後はビジョン・ライフと言うオリジナルフィルム。
そこには初老の眼科医山田氏と孫娘の姿が。その眼科医が親から引き継いだのであろうかと言う古い木造の診療所。双眼倒像鏡もあるが機材には布のカバーがかけられている。彼が診療所を始め、奥さんが事務を務める。眼科医はレーザー光凝固を打ち、古くはない機材で眼底写真を撮る。やがて娘が生まれ、育ち、嫁ぐ。生まれた孫娘は老眼科医に自分が眼科医になってフルにIT化された診療室で眼科の診療をする未来の自分の姿を見せる。

おそらくこの映画の設定ではこの眼科医は私の世代。京都の国際眼科学会に若い眼科医として参加していたかもしれない。一家の中にそれを継ごうと考えてくれる人材がいるなどと言うのはとてもとても泣けるフィルムでした。そう、初老の眼科医には本当に泣ける映画でした。

けれど、私には異議あり。医師と言うのは所詮一代の仕事。結果として、子や孫がそのあとを継ぐことはあるかもしれませんが、それはそれ。医師の一族であることを他人に威張って見せるべきではないお話。眼科医が世襲であることを誇る様では、眼科医の集団は社会の支持は得られますまい。日本眼科学会としては、もっと謙虚に眼科医と言う職業をとらえるべきではないのか?と言うのが、フィルムに泣かされながら私が感じた感想でした。初代の眼科医ではない人にはこの複雑な感情はちょっと解らないかも。

この映画の後、屋外で行われたビュッフェパーティーです。多くのキッチンカーが出て無料でジャンクフードを振舞ってくださいました。
kokusai_forum_1120-450x300ビュッフェパーティーを彩ってくれた巨大な桜のいけばなにはこのような苦労がついていたのだそうです(清純さんのページから借用)

IMG_8240-450x300

Categorised in: 社会・経済