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2013年1月3日

3944 「財政の崖」はひとまず回避だそうですが

報道が世間の不安をあおっている感もある米国の「財政の崖」ですがこれってどういう問題なのでしょうか?
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財政の崖とは:(wikipediaなど参考に)
Deficit_or_Surplus_with_Alternative_Fiscal_Scenario
2022年までの財政赤字見込み。茶色は2012年末に財政の崖が発動した場合、青色はブッシュ減税の延長および歳出削減の延期が行われた場合の財政赤字見込みを表す。この図は米国の財政であって、崖に対応しないほうが国庫の借金は減る。敢えて国庫の赤字を減らさないでおこうとオバマ大統領が国会と交渉しているのは、景気の後退を防ごうとするからです。

財政の崖(ざいせいのがけ、英語:fiscal cliff、フィスカル・クリフ)は アメリカ合衆国連邦準備制度理事会議長ベン・バーナンキが使い出し広まった言葉である。

アメリカは2008年のリーマン・ショック後の景気低迷に対応するために、時限的なブッシュ減税などの特別措置を行ったが、これによりアメリカ政府の財政赤字が積み上がったため(グラフは2009年が黒で下降している)、2011年8月に民主・共和両党が政府の歳出を大幅に削減することに合意し、具体的な削減案の合意に至らなかった場合は2013年1月から政府の歳出が法的に強制的に減らされることになった。しかし2013年1月にブッシュ減税の期限が切れれば実質的な増税となる上、歳出まで強制的に削減されるとなると、何らかの追加的な景気対策措置が行われない限り、このダブルパンチにより崖から落下するようにアメリカの景気が悪化し、アメリカ経済のみならず世界経済に厳重な影響も与える可能性があるとされた。この懸念を「財政の崖」と呼ぶ。
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最近5年の恐怖指数(シカゴで決められるらしいのですが)の動きです:一昨年米国債が発行の許容上限に達して、このままだと米国政府が破綻すると騒がれたとき(指数で45くらい、この図の軸では+100%)に比べると今回(指数で25くらい、この軸ではゼロくらいであり、一月に入ってこれも安心感から急落している)の危機感は弱いようです。歴史的にはリ-マンショックの時の80くらいが最高値(250%)で、緑戦で示されているニューヨークのダウ式平均株価がこの時には元の50%も急落し、その後ゆっくりと元のレベルまで回復したのが読み取れます。

ーーー昨日のニュースから引用ーー
「財政の崖」ひとまず回避も財政再建など課題(01/02 13:56)

 「財政の崖」から転落したアメリカですが、悪影響を最小限に抑えるために与野党で合意された法案が議会を通過し、深刻な危機は回避されました。

 オバマ大統領:「法案の可決は、アメリカ経済を強化するための一歩にしかすぎない。アメリカの財政赤字額は依然として高すぎる」

 高額所得者への増税などを盛り込んだ上院の妥協案が、下院でも可決されました。財政の崖への転落は、アメリカだけでなく世界経済への悪影響が心配されていましたが、与野党が歩み寄ったため転落は1日のみとなりました。この日は休日で、政府機関や企業も休みだったため実質的な悪影響はほとんどありません。危機はひとまず去りましたが、財政の再建など大きな問題は先送りされただけです。
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Categorised in: 社会・経済