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2010年3月22日

1339 昨日が3月20日、地下鉄サリン事件が15年前にあった日だったのですね。

昨日が3月20日、地下鉄サリン事件が15年前にあった日だったのですね。
あの日私は、銀座の小松診療所で事件の被害者の患者さんの診察をしました。忘れられない日の記憶です。公認のバイト診療日で、丸の内線のお茶の水駅から銀座駅には8時40分ごろつきました。銀座駅も半蔵門線へのホームがガス漏れ事故ということで入場が止められていました。地上に出たら、空を多数の取材ヘリコプターが旋回していて何だろうと思いました。

診療を始めたら、この事件に出くわしたという患者さんがパラパラとやってきました。何しろ瞳孔が小さいのです。それは有機リン系の農薬をかぶった人に見られる
縮瞳に間違いありません。サリンという言葉も喉元まで出かけましたが、飲み込みました。

そうするうち、患者さんもふえてきて、また連絡にきた警察官から、都内何箇所かで同時に事件が起きている。どうもサリンらしい。という情報も入ってきました。

その診療所では、見て洗う他は何もできませんので、医科歯科大学の上司である所教授に連絡の電話を入れ、とりあえずは送るから受け入れてほしいと頼みました。患者さんには相乗りのタクシーで御茶ノ水に向かっていただきました。

カルテには、縮瞳した瞳の直径のほか、何時に何駅に着いた何線の電車で、何両目に乗っていたかを聞きとって記載しました。多分後から便乗して名乗り出る偽の被害が出た場合に、この人たちが間違いなくその地下鉄車両に乗っていたことの証拠を残そうとしたからです。

そののち、この事件の被害者の診療に協力できたということで銀座小松診療所(小高所長)が警察からの感謝状を頂いたということを伺いました。今となってはセピア色の思い出です。

夕方、東京医科歯科大学の廊下で、その日の医科歯科大学の管理当直の先生と偶然立ち話をしました。大変な一日でしたねと申しあげたら、その先生が実はこんな集計がもうできているのですと見せて下さった文書がありました。その日のサリン関連の医科歯科大学への受診者はたしか37人でした。

眼科医学の世界ではその後、聖路加国際病院の山口先生などのした報告が有名です。(赤十字病院の報告

今でもサリンの後遺症に苦しんでいる患者さんは少なくはないようです。
私も、佐久の奇病といわれたスミチオン中毒(農業従事者の有機リン系の農薬の慢性中毒)を精力的に研究された石川哲教授の教え子の一人です。今でも、若倉先生とともに、今も農家手帳の相談先に乗っているはずです。
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◎    農家の暮らしと経営のパートナー”農家日記 2006年版”(農山村文化協会)に(慢性)有機リン中毒の診断・治療のできる病院と医師のひとつとして当清澤眼科医院が今年から紹介されました。(昨年度は医科歯科大学で収載。他には井上眼科病院(御茶ノ水、若倉雅登院長、03-3295-0911)長野県厚生連佐久総合病院(0267-82-3131)などが紹介されています。  (清澤源弘)
元の記事にリンク
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眼と視覚に関係するサリンの後遺症でお悩みの方が居られましたらご相談下さい。
良い答えが差し上げられる自信はありませんが一緒に考えてみたいと思います。

事件に遭遇した市民の詳細なブログ記事が有りましたのでリンクしておきますね。

Categorised in: 社会・経済