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2021年1月7日

12556:コロナ禍で「網膜剥離の手遅れ」が増加…:記事紹介

東京都できょう新たに2447人が新型コロナウイルスに感染していることがわかりました。過去最多の感染者数です。1日の新規感染者数が2000人を超えるのは初めてで、きのうの1591人を大きく上回りました。また重症者もきのうから8人増え121人で過去最多となりました。

医院の職員から、コロナ禍で受信を控えていたら網膜剥離で手遅れになって失明という記事が出ていたという話を聞きました。おそらくこの記事でしょう。⇒リンク文春オンライン 飛蚊症が有ったら、早くご受信ください。

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コロナ禍で「手遅れ」が増加…失明につながる本当に怖い「目の老化現象」とは

2020/12/27(日) 17:12配信

 新型コロナウイルスの感染拡大が、様々な形で私たちの健康にダメージを及ぼしています。このウイルスの感染症(COVID-19)の脅威はもちろんですが、ウイルスへの感染を恐れて、あるいは医療機関の側の受け入れ態勢の事情により、「本来なら受診する患者」が受診できない状況が広がっているのです。

 今回紹介するのは「目」の症状。いわゆるコロナ禍によって受診を手控える人が増える中、ある病気の早期発見が遅れ、失明につながるリスクを高めている、というのです。

 その病気とは、「網膜剥離」。詳しく見ていきましょう。

 視野の一部がチカチカとまぶしかったりゆらゆらと揺れて見える人、突然閃光が走るような感覚を覚える人、目を閉じたときに光を感じる人、飛蚊症がある人、そして近視の人は、ぜひこの記事を最後まで読んでください。

失明の可能性も…網膜剥離はどうして起こるのか

「網膜剥離」とは、目の「光を感じる機能」が低下し、最悪の場合は失明してしまう眼科の重大疾患だ。  この網膜剥離がどうして起こってしまうのか。それを理解するために、眼球の構造をおさらいしておく。

 球状の眼球は、表面にある角膜の奥に水晶体というレンズがあり、その奥は硝子体と呼ばれるゼリー状の物質で満たされている。大雑把に言ってしまえば、目は大半が硝子体が詰まった臓器、ということになる。

 角膜から水晶体を経て硝子体に入ってきた光は、眼球の一番奥の網膜に映し出され、そこから視神経を通じて脳に至り、そこで初めて「映像」ができあがる仕組みだ。

 網膜は脈絡膜という組織に張り付いているが、これが何らかの事情で剥がれてしまうことがある。これが網膜剥離だ。

網膜剥離の原因は2つ

 原因は色々ある。ボクサーがパンチの衝撃で網膜剥離を起こす話は時折耳にするが、これは外傷性の網膜剥離。野球やサッカーなどの球技でボールが目に当たっても起きるし、当然殴り合いのケンカでも起きる。

 一方、スポーツもケンカもしていないのに網膜剥離になることがある。そのうちの大きな原因のひとつが後部硝子体剥離だ。

 東京都江戸川区にある二本松眼科病院副院長の平松類医師に解説してもらう。 「生まれたばかりの赤ちゃんの眼球は硝子体がパンパンに充満しているけれど、年齢を重ねるにしたがって硝子体も劣化していきます。硝子体を構成するゼリー状の成分はコラーゲンと水分。劣化するとその一部が液状化していくのです。その結果、硝子体は小さくなっていき、網膜から剥がれたり、硝子体の中に空洞ができたりしていく。この状態が後部硝子体剥離です」

誰にでも起こりうる老化現象「後部硝子体剥離」

 網膜剥離と後部硝子体剥離という「二つの剥離」が出てきて分かりにくいので整理する。  眼球の内部のほぼ全域を占めている硝子体と、眼球の内壁の表面に貼られた網膜が分離するのが後部硝子体剥離。 眼球の内壁の表面に貼られた網膜が、壁の表面から剥がれるのが網膜剥離。

硝子体と網膜が分離してできた隙間には、液化した硝子体の成分が入り込む。この液体そのものはほぼ“水”なので、これが視力に影響を及ぼすことはないのだが、その代わりに目の中を「蚊」が飛ぶようになることも多い。つまり飛蚊症だ。  飛蚊症とは、硝子体の中を何らかの物質が漂っている病態。その名の通り、蚊のような黒い点が視界の中を漂ったり、黒いゴマのような影が踊ったり、黒い煙のような影が揺れて見えたりする。

 後部硝子体剝離の発症以前から飛蚊症がある人も、硝子体の萎縮によって新しい蚊が「産卵」されることになる。以前とは原因の異なる飛蚊症が始まるのだ。  後部硝子体剥離は疾患ではない。誰もが年齢を重ねることで必ず起きていく現象、つまり老化現象の一つだ。

剥離の過程で網膜が傷つくと…

 ではなぜ、この現象が問題なのか――。それは、剥離が起きていく過程で網膜を傷付け、網膜剥離を起こすことがあるからだ。  後部硝子体剥離が必ず網膜剥離を起こすわけではない。  子供が家具などに貼ってしまったシールを剥がすときのことを思い出してほしい。きれいに剥がれることもあれば、痕が残って苦労することもある。  これと同様で、硝子体が網膜からきれいに剥がれれば単なる老化現象で済むのだが、汚い剥がれ方になってしまうと網膜がダメージを受けて面倒なことになる――というイメージだ。

 網膜が傷つくと急激な視力の低下や失明を招くこともあり、もはや老化現象などと悠長なことを言っていられなくなる。

「急激な視力の低下や失明に至ってしまうと、治療が困難に」

 後部硝子体剥離の段階で起きる症状は、冒頭で挙げたまぶしさや閃光、飛蚊症など。この段階で眼科を受診し、眼底検査などを受ければ、硝子体が正常に萎縮している(きれいに剥がれている)か、あるいは網膜にダメージを与えながら萎縮しているか、を診断できる。異常な剥がれ方であれば治療をし、正常なら経過観察で済む。 「後部硝子体萎縮による網膜剥離が始まっていても、網膜の傷が小さければレーザー治療で修復できます。また、多少視野が欠けてきた段階でも、治療によって病気の進行を食い止めることは可能。

 ただ、急激な視力の低下や失明に至ってしまうとかなり治療は難しくなります。しかも、視野欠損から視力低下への変化は急激で、昨日まで見えていたものが今日は全然見えない――というケースが少なくない。受診を躊躇していると取り返しのつかない事態を招くことになるのです」(平松医師、以下同)

コロナ禍以降、増えた「手遅れ」

 ここでコロナ禍が関係してくる。  後部硝子体剥離の症状は、当人にとっては不快であり不安なものだ。世の中が平穏な時期なら「眼科に行って診てもらおう」と考えるところだが、外出自粛が呼びかけられる現況で、眼科を受診するには少しばかりの覚悟がいる。この受診が不要不急か否かの判断は、人によって異なるところだ。

 ただ平松医師によれば、 「新型コロナの流行以降、手遅れの状態になって受診する人が増えていることを実感します」  とのこと。網膜剥離の要因の一つに“新型コロナ”が加わった状況なのだ。

近視の人は20代、30代から

 後部硝子体剥離は20代から始まり、ゆっくり時間をかけて進行し、60代でほぼ終了、つまり硝子体と網膜は完全に分離する。まぶしさや閃光などの自覚症状が起きる年齢は、多くは50~60代とされるが、近視の人は発症が早い傾向がある。そのため20代や30代で網膜剥離になる人も多いという。  左右の目で進行の速度や発症の時期にズレはあっても、両目とも必ず進行していく。

網膜剥離を防ぐには…

 繰り返すが、後部硝子体剥離は老化現象なので、有効な予防法はない。網膜剥離を防ぐには、後部硝子体剥離の症状が出た時点で検査を受け、硝子体の萎縮が正常に進行しているかどうかを確認しておく、つまり「眼科受診」しかないのだ。  新型コロナ対策の考え方は人それぞれ。家から一歩も出ずに我慢している人もいれば、8人で高級ステーキを食べに行く高齢者もいる。  どちらが正解なのかは分からないが、失明や視力の低下のリスクを思えば、ステーキを食べに行く勇気があるなら、眼科受診のほうが重要度は高いような気がする。  いかがなものでしょう……。

長田 昭二

次の記事は私がごく初期に記載したこのブログの記事です。ご参考までにリンクしておきます。

Categorised in: 糖尿病網膜症・加齢黄斑変性 (網膜疾患)