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2020年12月18日

12510:糖尿病網膜症診療ガイドライン(第1版)が掲載された日眼会誌が届きました。

Vol124の12巻です。巻頭言で村田敏規先生と小椋祐一郎先生が正式にガイドラインと認められるのは公益法人日本医療機能評価機構のevidence-based medicine普及推進事業に従ったガイドラインで、すべての記載には出典とそのエビデンスレベルを明記することが求められ、その推奨度が求められる。日常の診療ガイド的な記載は困難で、すべて一問一答の形式となる。今回のガイドライン委員会はそれではなく、従来型のガイドラインを目指したという。これから、緑内障診療ガイドライン4版が出たときのように、このガイドラインを解説する講習会が開かれ、また日本語のパンフレットなども公開されてゆくのだろうけれど、上記の諸点もわきまえて、臨床現場で糖尿病網網膜症を診療する医師は一度眼を通しておくべきものであろうと思われる。

  1. 糖尿病網膜症とは
  2. 糖尿病の糖尿病網膜症の病因と疫学:Ⅰ型とⅡ型糖尿病、その他、妊娠に関連したものを分ける。疫学として:4億2500万人いる。成人の8.8%。わが国では男18.1%、女10.5%。糖尿病性網膜症の疫学:発症率は年3.98%、糖尿病網膜症の有病率:増殖糖尿病網膜症7.2%、黄斑浮腫7.5%(いずれかでは11.7%)。非増殖性から増殖性への進展率は年間2.11%
  3. 糖尿病網膜症のリスク因子:1、血糖、2、血圧、3、血清脂質、4、腎機能、5、妊娠、6、身体運動量、座位時間、7、喫煙
  4. 糖尿病網膜症の分類:1、糖尿病網膜症の重症度分類。Ⅱ 糖尿病黄斑症の分類
  5. 糖尿病網膜症の診断:Ⅰ問診:全身、既往、自覚症状。Ⅱ検査診察:視力と眼圧、細隙灯顕微鏡検査、眼底検査。 Ⅲ:画像解析:カラー眼底写真、FA、3、光干渉断層計、超音波検査、網膜電図
  6. 糖尿病網膜症の全身管理と眼科受診 略
  7. 糖尿病網膜症の治療 (この項目にかかれている内容は多いが、眼科医はそれを的確に理解する必要がある。)
  8. 妊娠に関連した糖代謝異常における眼底管理 (この項も内容を理解しておくべきであろう)

Categorised in: 糖尿病網膜症・加齢黄斑変性 (網膜疾患)