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2018年11月25日

10296:脈絡膜の病態解析:園田祥三先生聴講印象録です

清澤のコメント:脈絡膜の病態解析、園田祥三先生、鹿児島大学診療准教授:OCTアップデートセミナーin Tokyo第3講義:聴講印象録です。脈絡膜の肥厚を伴った網脈絡膜疾患を見るパキコロイド・スペクトルム・ディジーズが注目されています。園田先生は自分の開発したOCTA分析の手法で、この疾患を説明しようとして居られました。

お昼のお弁当までもう2講です:

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脈絡膜はブルッフ膜の下に有る脈絡毛細血管板とその下にあるSattler layerとHaller layerの血管層があり、その血管腔と間質からなる。2階調化処理で血管腔が65.7%、間質は34.5%である。

CSCインデックスつまり(外コロイドの管腔/間質比)÷(内コロイドの管腔/間質比)を求めた。これが新たな病態解明につながる可能性がある。

パキコロイド・スペクトラム・ディジーズが注目されている。

アンファス画像によれば、毛細血管版は砂嵐状、サッター層はベビースターラーメン状、ハーラー層は血管構造を示す。これらを自動画像処理にて様々なパラメータを求める。こうすることで、部位別の脈絡膜構造の解析や比較が可能になる。

ハーラー層は静脈であり、4象限に有る渦静脈のいずれに血流が向かうかの分水嶺の位置を見ることが出来る。後極では耳側上下に向かう血管が優位で、シンメトリー血管と定義する。

パキコロイド眼(脈絡膜厚200ミクロン以上)では、血管の対称性が崩れ、平均血管径が拡大し、病気(中心性網脈絡膜症、パキコロイド・ネオバスクロパシー、PCV)が発症する。

①分水嶺の移動、②流体力学的な血管網の形態変化、③RPEの関与、④渦静脈の流出路抵抗の増加が悪循環を形成してパキコロイド・スペクトラム・ディジーズを起こすと、説明された。

下記が本日の講義聴講録です。

OCTアップデートセミナーin Tokyo

第1講義;10294:光干渉断層血管撮影(OCTA)の基本と適応:辻川明孝先生聴講印象録 https://www.kiyosawa.or.jp/uncategorized/47963.html

第2講義;10295:OCTA黄斑疾患診療への応用:丸子一郎先生聴講印象録:https://www.kiyosawa.or.jp/retina/47966.html

第3講義;脈絡膜の病態解析、園田祥三先生、鹿児島大学診療准教授:https://www.kiyosawa.or.jp/retina/47961.html

Categorised in: 糖尿病網膜症・加齢黄斑変性 (網膜疾患)