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2018年10月4日

10162:RVOの治療戦略と網膜硝子体分野のトピックス:近藤峰夫先生聴講印象録

1、増殖糖尿病網膜症における抗VEGF抗体治療

DICT.NETでPC(網膜光凝固)と注射(抗VEGF抗体)の比較が示された。サブ解析では、従来型レーザー34%、パターンスキャン49%で、従来型のレーザーの方が効果はよい。パターンレーザーの方が弱いということ。(Panretinal Photocoagulation vs Intravitreous Ranibizumab for Proliferative Diabetic Retinopathy: A Randomized Clinical Trial)

9727:「糖尿病黄斑浮腫」(信州大村田教授編、参天ビデオライブラリー)公開されています : (この記事関連内容のビデオです)

2、自然色の広角眼底カメラ

オプトスが良く売れているが、赤と緑色が強く、睫毛が画像に入るのが気になる。
CURUS(ツアイス社)は、睫毛が画像に入らず、自然色。2枚を合わすと、相当な画角が得られる。拡大にも耐えられる画質で、自然色だが、被検者には実は眩しい。ニデック社からも新機種が出るはず。数年内に広角のOCTアンギオも上市されそうであると。

症例1、原因の不明力低下、73歳

左視力(0.5)。経過3か月、AZOORにしては年齢が高い。黄斑にEZゾーンが無い変化。---
梅毒:Syphillis outer retinopathy (Lim et al 2014ほか報告は多い)
普通梅毒は葡萄膜炎と考えるが、梅毒採血も落とさないで。日本でだけ増えている疾患。

3、BRVOに対する抗VEGF抗体

視力は0.1から1.0にもなる。抗VEGF抗体の利用を始めるならBRVOが入りやすい。まず1本打てば、33%では落ち着く。その先は積極的治療法とPRNで行くか似分かれる。
BRIGHTER studyの結果。視力の伸びも、注射回数も、PCを加えても減らない。
ZIPANGU study: レーザーを支持する大学と支持しない大学を含めた研究が間もなく終わる。結果の論文化は先だが、中間結果は聞こえるでしょうと。

症例2: 13歳女児での原因不明の黄斑萎縮

エリプソイドゾーンの欠け。:手足口病ではHFMD-maculopathyというものがある。コクサキ―が多いが、感染後の黄斑症があり、それにはステロイドも有効。

4、不完全型先天性停在性夜盲(CSNB)

完全型:強度近視と夜盲あり。これは比較的わかる。

不完全型:強度近視はなく、視力が出てこない男児。(0.5-0.6)程度。この場合、GCC=網膜内層がOCTで薄い。RNFLは薄くない。乳頭が縦長なことが多い。ERGで確定できるが、⇒解れば、親に病気を説明できる、20歳までに視力は出る。

5、老視を改善する薬の話

Garner et al, IOVS もう治験が進んでいる。実薬で+9、奇妙なのはプラセボでも+4段階読めたという。2020年には日本に上陸するか?( Protein Disulfide Levels and Lens Elasticity Modulation: Applications for Presbyopia

症例3: 65歳男性、黄斑に白点、15錠と大量のバイアグラを一度に服用。

バイアグラはホスホジエステラーゼ(PDE-5)の酵素活性をそがいする薬剤。少量でも色覚障害が、多量だと中心暗点が出る。Kim et al JAMA ophthalmol:2017

Electrophysiologic Effects of Very High-Dose Sildenafil


Categorised in: 糖尿病網膜症・加齢黄斑変性 (網膜疾患)