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2018年8月14日

10066:緑内障などの加齢に伴う眼疾患とアルツハイマー病との関連:記事紹介

緑内障などの加齢に伴う眼疾患とアルツハイマー病との関連が明らかに

2018813日(月)1650分 松岡由希子

 

清澤のコメント:初めてこの話を聞いた時、「アルツハイマー病の研究では、脳組織におけるアミロイドβの蓄積に注目したものが多かった」という事で、その関連論文かと思ったのですが、原因には言及せずにビッグデータの分析で両者の関連だけを論じたようです。

 

この話題で思い出す
した私の関連論文:Alzheimer’s disease with prominent visual symptoms. Clinical and metabolic evaluation .Kiyosawa M, Bosley TM,Ophthalmology. 1989 Jul;96(7):1077-85;

 

表記論文の要旨:<緑内障、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症とアルツハイマー病発症リスクとの間に関連が認められたとの研究論文を発表された>

世界全体の認知症患者数は2015年時点で4600万人を超え、2050年までには13150万人規模に増加する。なかでも、アルツハイマー病は、最も多いが、このほど、老化や加齢に伴って発症する眼疾患とアルツハイマー病とのつながりがしめされた。

緑内障、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症とアルツハイマー病  

米ワシントン大学等のチームは、201888日、アルツハイマー協会誌において、「緑内障、加齢黄斑変性(AMD)、糖尿病網膜症(DR)とアルツハイマー病発症リスクとの間に関連が認められた」との研究論文を発表した。 

米国の「カイザーパーマネンテ」では、登録時点で認知症にかかっていない65歳以上の高齢患者を被験者として、加齢にまつわる研究に取り組んでいる。共同研究チームは、このデータベースを用い、緑内障、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症、白内障とアルツハイマー病のリスクとの関連について調査した。

その結果、アルツハイマー病と診断されたのは、緑内障、加齢黄斑変性、糖尿病網膜症のいずれかにかかっている人は、そうでない人に比べて、アルツハイマー病発症リスクが40%から50%高いことがわかった。一方、白内障は、アルツハイマー病の危険因子とは認められなかった。

眼疾患とアルツハイマー病との因果関係や目の働きと脳の働きとの関連については明らかにしていない。

筆頭著者セシリア・リー准教授は「緑内障や加齢黄斑変性、糖尿病網膜症の患者がアルツハイマー病にかかるというわけではない」と強調する一方で、目で起こる何らかの現象が脳の動きと関連している可能性を指摘した。 

「眼科医は、これら眼疾患の診断において、認知症の検査も慎重に行う必要がある」と説く。

――引用終了――

Categorised in: 糖尿病網膜症・加齢黄斑変性 (網膜疾患)