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2016年12月17日

8413:レーザー治療で視力低下 病院など提訴:記事紹介です

レーザー治療で視力低下 病院など提訴

眼科医清澤のコメント:加齢黄斑変性なのか、糖尿病網膜症なのか?いずれにしても、原疾患の進行が原因なのではなかろうか?と眼科医としては推測するところです。脳梗塞も患っておいでとのことなので、動脈硬化も強いでしょうし、糖尿病網膜症だったのかもしれないとは思ってみます。患者さんも大変でしょうけれど、医療訴訟はそれを受けただけで担当医の診療に対する意欲も大いに損なわれますので、担当医師に対してとてもお気の毒に思います。新聞記事ですから、この記事だけでは、患者さんの反対眼の状況はわかりません。両眼の視力低下だと生活は大変なことでしょう。このような大学内で行われたわけでもない治療のケースで、相談を受けて後輩医師に与えた治療のアドバイスの責任を問われたとしますと、東北大学が訴訟に巻き込まれるのはどう考えても八つ当たりの気がしますけれど、東北大学を古巣とするものにしてみれば心配な訴訟です。

16/12/16
記事:河北新報

 宮城県塩釜市の坂総合病院で両目のレーザー治療を受けた後に右目の視力が著しく低下したとして、同市の男性(69)が15日までに、病院を運営する宮城厚生協会(多賀城市)と眼科医、診療に関わった東北大などに約1900万円の損害賠償を求める訴えを仙台地裁に起こした。

 訴えによると、男性は2014年4月、脳梗塞の後遺症による左半身のしびれを改善するため、同病院を受診。医師の勧めでレーザー治療を受けたところ、0.3だった右目の視力が0.02まで下がり、矯正もできなくなった。

 男性側は「過剰なレーザー照射で網膜に大きなダメージを受けた」と主張。東北大病院の眼科医が誤った治療方針を坂病院側に指示した、と指摘している。

 同協会は「医学的な過失はないと認識している」、東北大は「訴状の内容を確認中で、コメントは差し控える」と話した。
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Categorised in: 糖尿病網膜症・加齢黄斑変性 (網膜疾患)