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2021年5月28日

12896:間欠性外斜視の過矯正眼鏡による治療は患者の近視化に関連する:論文紹介

清澤のコメント:間欠性外斜視は、一般的なタイプの目の位置のずれです。 片方または両方の目が時々耳の方を向いています。 一度に片方の目だけが見えており、その目はまっすぐ前を向いています。米国眼科学会のニュースレターは、過矯正眼鏡を掛けさせることで間欠性外斜視を治療しようとする臨床研究の失敗を報じています。両眼視に関しては改善されるのですが、患者の目の近視進行が強かったのでこの研究は中途で中止されたという事でした。

同時に示された解説によれば、「小児における断続的な外斜視の非手術的な管理には、融像または輻輳運動、抗抑制眼帯療法、マイナスレンズ療法、または観察のみが含まれます。 過剰マイナスレンズは、調節性の輻輳を刺激することによって断続的な外斜視の子供たちの斜視制御を改善し、それによって外斜視を減らし、感覚融合を促進します。 標準的な斜視手術は、近くの連続的な内斜視のリスクに関連しているため、これらは、高い調節輻輳/調節(AC / A)比に関連する間欠性外斜視の小児の非外科的治療として推奨されています。 JAMA Ophthalmol 2021; 139 (4 ): 476 – 477. Doi: 10. 1001/ Jamaophthalmol. 2021.」とのことです。

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2021年5月19日

近視シフトに関連する間欠性外斜視への過矯正眼鏡  Lan Chang MD 小児眼科/斜視

完結性外斜視の3〜10歳の子供のためのマイナスレンズ療法

チェンA、エルズルムA、チャンドラーD、他

JAMAOphthalmology これは、間欠性外斜視(IXT)の治療のためのマイナスの眼鏡療法を評価する最初の大規模なランダム化臨床試験です。

研究デザイン; 2017年から2019年の間に小児眼疾患研究者グループ(PEDIG)によって実施されたこの研究には、IXTを患う3歳から10歳の386人の子供が含まれていました。参加者は、オーバーマイナス眼鏡療法(12か月間-2.50 D、次に3か月間-1.25 D、続いて3か月間非オーバーマイナス眼鏡)または非オーバーマイナス眼鏡使用にランダム化されました。

結果: 12か月での平均距離制御は、非過マイナス眼鏡よりも過マイナス眼鏡で治療された参加者の方が優れていました(1.8ポイント対2.8ポイント)。しかし、治療は近視シフトの増加と関連しており(-0.42D 対 -0.04D)、2019年11月にマイナスレンズ療法の早期中止につながりました。18か月までに、オーバーマイナスの群と非オーバーマイナスの群の距離制御の違いは減少しました。

制限事項: 屈折異常は、マスクされていない検査官による毛様体筋麻痺下にレチノスコピー検査で評価されました。 24ヶ月および36ヶ月までの患者の継続的なモニタリングは、観察された近視の変化が一時的であるか永続的であるかを明らかにするのに役立ちます。

臨床的な意義: 臨床医と保護者は、IXTの過大な眼鏡を開始することを慎重に検討する必要があります。 IXT制御の一時的な改善は、近視シフトのリスクとバランスを取る必要があります。

Categorised in: 小児の眼科疾患