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2020年11月12日

12425:11月は「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の対策強化月間です:

清澤のコメント:乳幼児突然死症候群(Sudden infant death syndrome、SIDSシッズ)の対策強化月間ということで区の医師会からメモが回されてきました。以下が厚生労働省のページの内容抜粋です。寝るときの体位はまあ了解。母乳で育てることと、家族のたばこがこの疾患の発生にどうかかわるのかは疑問ですが、これは米国小児科学会が提唱したもののようです。この疾患の成因には興味が惹かれます。眼症状の記載は見つかりませんでした。

乳幼児突然死症候群(SIDS)診断ガイドライン(第2版)から: 厚生労働省SIDS研究班 2012年(平成24年)10月 http://plaza.umin.ac.jp/sids/

定義:それまでの健康状態および既往歴からその死亡が予測できず、しかも死亡状況調査および解剖検 査によってもその原因が同定されない、原則として1歳未満の児に突然の死をもたらした症候群。

疾患概念:主として睡眠中に発症し、日本での発症頻度はおおよそ出生6,000~7,000人に1人と推定され、生 後2ヵ月から6ヵ月に多く、稀には1歳以上で発症することがある。

診断:乳幼児突然死症候群(SIDS)の診断は剖検および死亡状況調査に基づいて行う。やむをえず解剖がなされない場合および死亡状況調査が実施されない場合は、診断が不可能である。従って、 死亡診断書(死体検案書)の死因分類は「12.不詳」とする。

解剖:原因不明の乳幼児の突然死と判断されたら、警察に届け出る。検視ののち法医解剖あるいは病理 解剖を行う。

鑑別診断: 乳幼児突然死症候群(SIDS)は除外診断ではなく一つの疾患単位であり、その診断のためには、乳幼児突然死症候群(SIDS)以外に突然の死をもたらす疾患および窒息や虐待などの外因死との鑑別が必要である。診断分類は日本SIDS・乳幼児突然死予防学会の分類を参照する。

問診チェックリスト: 乳幼児突然死症候群(SIDS)の診断に際しては「問診・チェックリスト」を死亡状況調査に活用する。

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~睡眠中の赤ちゃんの死亡を減らしましょう~

 乳幼児突然死症候群(SIDS)は12月以降の冬期に多く、SIDSに対する社会的関心を喚起するため、発症率を低くするポイントなどの重点的な普及啓発活動を実施しています。 

<主な取組>

 ・ SIDS の発症リスクを低くするための3つのポイント
■1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせる
■できるだけ母乳で育てる
■保護者等はたばこをやめる
・「乳幼児突然死症候群 (SIDS) 診断ガイドライン(第2版)」 ( 平成 24 年 10 月公表 ) 

・乳幼児の死体検案(死体について死亡の事実を医学的に確認すること)を行う際は、 SIDS と虐待または窒息事故とを鑑別するために的確な対応を行うこと。

【SIDSとは】

 ■SIDSは、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る、原因の分からない病気で、 窒息などの事故とは異なります。

 ■平成30年には60名(概数)の乳幼児がSIDSで亡くなっており、乳児期の死亡原因としては第4位。

 【乳幼児突然死症候群(SIDS)発症リスクを低くするための3つのポイントとは】

SIDS の予防方法は確立していないが、以下の3つのポイントを守ることにより、 SIDS の発症率が低くなるというデータがある。

 ■1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう

SIDS は、うつぶせ、あおむけのどちらでも発症しますが、寝かせる時にうつぶせに寝かせたときの方が SIDS の発症率が高いということが研究者の調査から分かっています。医学上の理由でうつぶせ寝を勧められている場合以外は、赤ちゃんの顔が見えるあおむけに寝かせましょう。この取組は、睡眠中の窒息事故を防ぐ上でも有効です。 

できるだけ母乳で育てましょう

母乳育児が赤ちゃんにとっていろいろな点で良いことはよく知られています。母乳で育てられている赤ちゃんの方が SIDS の発症率が低いということが研究者の調査から分かっています。できるだけ母乳育児にトライしましょう。 

たばこをやめましょう

たばこは SIDS 発症の大きな危険因子です。妊娠中の喫煙はおなかの赤ちゃんの体重が増えにくくなりますし、呼吸中枢にも明らかによくない影響を及ぼします。妊婦自身の喫煙はもちろんのこと、妊婦や赤ちゃんのそばでの喫煙はやめましょう。これは、身近な人の理解も大切ですので、日頃から喫煙者に協力を求めましょう。

 【乳幼児突然死症候群(SIDS)について、よくあるご質問】

 ■質問1:赤ちゃんが睡眠中に寝返りをして、うつぶせ寝の姿勢になった場合は、赤ちゃんを再びあおむけ寝の姿勢に戻す必要がありますか?●回答1:寝返りは、赤ちゃんの成長にとって重要で自然な発達過程です。米国国立衛生研究所(および米国小児科学会)によると、赤ちゃんがあおむけからうつぶせと、うつぶせからあおむけのどちら側からでも自分で寝返りができるようになったら、あおむけ寝の姿勢に戻す必要はないとされています。 SIDS のリスクを減らすために重要なのは、眠り始めるときにあおむけ寝の姿勢にしてあげることと、寝返りをした時に備えて赤ちゃんの周囲に柔らかな寝具を置かないようにすることです
■質問2:赤ちゃんをあおむけ寝の姿勢にした場合、赤ちゃんは唾液や吐乳などによって窒息しませんか?●回答2:健康な赤ちゃんであれば、通常、反射により飲み込んだり、咳(せき)をして吐き出したりします。米国国立衛生研究所によると、赤ちゃんはあおむけ寝の姿勢の方が、飲み込んだり吐き出したりしやすいのではないかとも考えられています。ただし、病気などで医療機関を受診中の赤ちゃんについては、医師の指示に従ってください。
■質問3:赤ちゃんの睡眠について、SIDSの他にも気をつけることはありますか?●回答3:睡眠中の窒息事故にも注意が必要です。注意ポイントとしては、大人用ベッドではなく、できるだけベビーベッドに寝かせ、転落しないように柵は常に上げ、赤ちゃんの頭や身体がはさまれないよう、周囲の隙間をなくしましょう。また、鼻や口がふさがれないよう敷布団・マットレス・枕は赤ちゃん用の固めのものを、掛け布団は払いのけられる軽いものを使い、よだれ掛けなど首に巻き付くものは置かないようにしましょう。

Categorised in: 小児の眼科疾患