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2020年6月28日

12029:児童虐待事件で相次ぐ“無罪判決”藤原一枝 関連記事と動画紹介 揺さぶられっこ症候群

眼科医清澤のコメント:金曜日に乳児虐待症候群の冤罪に関してその冤罪を晴らす運動で活躍している藤原一枝先生( https://fujiwaraqol.com/home/false_abuse.html )が訪ねてきてくださいました。藤原先生によると、親による乳児への虐待による症状の一つに揺さぶられっこ症候群がある。下の動画でも説明されているようにその症状には慢性硬膜下出血、眼底出血、脳浮腫(動画は脳浮遊と誤っているが)が有る。そして、診察した医師が乳児虐待を疑うと児童相談所に通報することが求められている。児童相談所ではあまり独自の判断を加えることなく警察に通報するらしい。検討の結果、冤罪で親から子供が引き離されたり、刑事事件として立件されたりする事態も生じうる。眼科医の意見書は、少ない枚数の眼底写真を見ただけで作成され、親の態度やその他の状況を知って作成されるわけではない。「眼底にどの様な出血があり、乳児虐待症候群であっても矛盾しない」という形式で作成される。それは、「その症例が乳児虐待症候群によるものに違いない」とまではいえない意図で書かれるであろう。しかし裁判の場においては眼底写真に対する眼科医の意見が有罪の強い決め手の一つになることもある。今回のご来訪は冤罪事件で冤罪を晴らそうという場面において眼科医としての協力を求められないであろうか?という事であった。そのような症例が有ることを知ったという事を今日はこのブログで紹介する。

◎当日のお話で伺った藤原先生のインタビュー記事: https://www.sankei.com/premium/news/200409/prm2004090006-n2.html

【通崎好みつれづれ】児童虐待と冤罪

2020.4.9 11:00

児童虐待の冤罪に警鐘を鳴らす医師の藤原一枝さん
児童虐待の冤罪に警鐘を鳴らす医師の藤原一枝さん

 このところ、乳幼児に対する頭部への虐待的な暴行があったとして起訴された事案について無罪判決が相次ぎ、話題となっている。

 私は、関西テレビ放送の番組審議委員として、平成30年11月放送『ふたつの正義 検証・揺さぶられっ子症候群』を審議して以来、この問題が気に掛かっていた。

 乳幼児が頭にけがをして「硬膜下血腫(こうまくかけっしゅ)、脳浮腫(のうふしゅ)、眼底出血」の3兆候がみられると、虐待が疑われる。結果、子供は親が知らぬ間に児童相談所に一時保護され面会謝絶になるほか、保護者が罪に問われることもある。

 これらの措置は、厚生労働省の「子ども虐待対応の手引き」に従っているのだが、手引き作成にかかわるのは虐待防止に注力する「小児科医」が中心で、そこに「脳神経外科医」の名前はない。平成25年に改正された手引き以降に冤罪(えんざい)が増えているというのだから、素人の私でもこのマニュアルに見直すべき点があるのではないかと感じる。

 冤罪防止活動をしている方の中に、小児脳神経外科医の藤原一枝さんがいる。昨年末、リアルな冤罪の実態を著した『さらわれた赤ちゃん 児童虐待冤罪被害者たちが再び我が子を抱けるまで』(幻冬舎)を上梓(じょうし)された。私は、この本の中で、時に他人からたしなめられるほどに、言いたいことをずばりと直球で伝える藤原さんのファンになった。

ご縁があり、先日お目にかかることが叶った。藤原さんら脳神経外科医は、赤ちゃんの頭のけがには、事故と虐待によるものがある。決して「3兆候イコール虐待」と判定すべきではないと主張する。

 藤原さんは、厚労省に掛け合うなど、自身の行動で問題解決しようというエネルギーにあふれた方だ。しかし、実際お目にかかると「写真は苦手」とシャイな一面を見せるとてもすてきな先生だった。子供の頃から読書好きで「シュバイツァーの伝記なんかを読んで」とおっしゃっていた。「冤罪」「人権」と強い言葉の根底にある「困っている人を助けたい」という素朴な思いが伝わってきた。(通崎睦美 木琴奏者)

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児童虐待事件で相次ぐ“無罪判決” <ヒラマツカイセツ>

1,692 回視聴•2020/02/101 FNNプライムオンライン  ・乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)が争点となる児童虐待事件で無罪判決が相次いでいる ・SBS理論とは急性硬膜下血腫、眼底出血、脳浮遊の3つの症状が確認されること ・SBSだけで児童虐待を推認するのは「無理がある」という考え方も 【解説:フジテレビ 社会部デスク 平松秀敏】 https://www.fnn.jp/posts/00050199HDK/…

Categorised in: 小児の眼科疾患