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2019年3月24日

10573:弱視の診断と治療 佐藤美保先生 小児眼科診療セミナー第14回:印象録2

(浜松医大病院教授)

先ずSVSスポットビジョンスクリーナの使用法(小児科医向けだが眼科医にも参考になる):両眼が取れないのは、異常と警告されなくとも重大な異常サインだと。

清澤の印象:印象記をまとめて今日の聴講を終了とする。近隣の小児科でスポット・ビジョン・スクリーナを持っているのが何処かを眼科医も知っておく必要があるだろう。コンタクト診療所では斜視や弱視には対応できないだろう。 自医院は小児眼科学会加入医を配置して小児を診察する準備が有るのだから、 SVSを持っている小児科にはアピールして紹介するならこっちへとと伝えて置くのも良いかもしれない。ちなみに、総合病院ではSVSで引っかかったというだけの患者は回してほしくないと言っていると聞いている。自医院の医師が小児眼科学会への加入済みであることを学会HPに公表してもらうのも必要だろう。

弱視治療は開始が7歳過ぎでも有効であり、 従来思われたよりも屈折矯正のみでも視力が出るものが多い。矯正を止めると下がるものが居るから注意せよとのこと。

注記:

➡SVSマニュアル リンク【小児科医向けSpot Vision Screener運用マニュアル Ver.1】抜粋、 2018. 7 日本弱視斜視学会 日本小児眼科学会 手持ち自動判定機能付きフォトスクリーナー装置、Spot vision screener(以下SVS) は、 2015年に我が国で販売開始。

SVSで何ができるか?

1、 SVSで視力を測ることはできません! 弱視の危険因子となる斜視および屈折異常(遠視、乱視、近視、不同視)をスクリーニングする 機器です。

2、 目の診察、問診、視力検査に併用するスクリーニング機器としてお使いください。

3、 低年齢(3歳未満)におけるスクリーニングの精度は確立しておりません

SVSによる異常結果の取り扱い

要精密検査の結果が出た場合には、小児の測定条件が良好であることを確認し、少なくとも 2回以上は検査を行ってください。後述の基準にそって、眼科医療機関へご紹介ください。

1、 両目または片目でのスクリーニングが完了しない場合:早急にお近くの眼科医療機関へご紹介。 先天白内障、網膜剥離などの重篤な眼疾患が潜んでいる可能性。

2、 斜視が検出された場合 少なくとも2回施行し、斜視が検出された場合は年齢を問わず(生後6か月~)、斜視を専門とする眼科医療機関へご紹介。 ⇒弱視・斜視を専門とする医師 https://www.jasa-web.jp/general/doctor-list

3、 屈折異常(遠視、乱視、近視、不同視)が検出された場合

① 生後6か月~1歳未満 スケールオーバー(±7.50D以上)の屈折異常。眼底疾患などが潜んでいる可能性。 眼科医療機関へご紹介ください。

② 1歳~3歳未満 遠視が検出された場合、眼科医療機関へご紹介ください。

③ 3歳以上 現行の基準に視力検査結果を合わせて、眼科医療機関へご紹介ください。

Categorised in: 小児の眼科疾患