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2019年3月7日

10522:先天性風疹症候群とは?:記事紹介

清澤のコメント:
先天性風しん症候群は妊娠12週までの妊娠初期の初感染に最も多くみられ、20週を過ぎるとほとんどなくなるそうです。三徴は、白内障、先天性心疾患、難聴ですが、眼に関する症状には先天性緑内障、色素性網膜症、小眼症が含まれています。東京都の学校保健トイパンフレットに江東区の正木忠明先生が書いたQAです。

記事引用:

東京都の学校保健第152号

先天性風疹症候群とは? 東京都学校保健会 専務理事 正木 忠明

Q 先天性風疹症候群とは?

A 妊娠初期の妊婦が風疹に感染して起こる児の先

天異常を、先天性風疹症候群といいます。発疹出現前1週間のウイルス血症により、胎芽または胎盤から胎児に慢性持続感染します。本症候群の発生頻度

は、妊婦の感染が妊娠lヵ月では50%以上、2カ月では35%、3カ月では18%、4ヵ月では8%といわれ、5ヵ月でも起こりえます

症状は以下の3つに大別されます。

①新生児期の一過性症状

・低出生体重 ・血小板減少性紫斑病 ・肝炎

・骨病変 ・溶血性貧血 ・髄膜脳炎

②永久的障害

・白内障 ・動脈管開存や肺動脈狭窄を主とした先天性心疾患 ・感音性難聴

③遅発性障害

・糖尿病 ・脳障害

胎児の器官形成時期との関係より、妊娠1~ 2ヵ月の感染では、自内障、心疾患、難聴のうち2つ以上を合併するものが多く、妊娠3ヵ月以後の感染では、難聴のみの障害が多いです。

風疹とは淡紅色の発疹、頚部リンパ節腫脹および軽度の発熱を主徴とする急性ウイルス性感染症です。発疹は麻疹と似ており、3日ほどで消失することより“三日はしか”とも言われ、風疹罹患者からの飛沫感染により発症します。

16~ 18日の潜伏期ののち、発疹は顔面、耳後部より出現し、24時間以内に全身に拡がり、3日前後で消失します。バラ紅色の斑状丘疹で、発疹と発疹の間に健康な皮膚を残します。麻疹の発疹に似ていますが、癒合したり色素沈着を残したりすることは少ないです。しばしば痒みを伴うため、A群β溶連菌様の発疹がでた時は、溶連菌と混同されることがあります。

Categorised in: 小児の眼科疾患