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2018年11月11日

10263:レオナルド・ダ・ヴィンチの斜視が才能に貢献?米医学誌で発表:記事紹介

ざっくり言うと

  • レオナルド・ダ・ヴィンチが斜視だったとする論文が、医学誌で発表された
  • ダ・ヴィンチ自身がモデルとされる作品に、一貫した外斜視角が示されたそう
  • 優れた立体表現や遠近感の描写に、斜視が影響した可能性があると論じられた

眼科医清澤のコメント:この記事(https://jamanetwork.com/journals/jamaophthalmology/article-abstract/2707245)ではレオナルド・ダヴィンチに間歇性外斜視があったのではないかと言っています。間歇性外斜視は比較的頻度の高い疾患で、集中すれば両眼の向きが正しくそろい、また力を抜くと外斜視になる眼位の異常です。外斜視の原因は、外眼筋に不均衡があるとき、または脳と目の間に信号伝達の問題があるときに外視視が起こるとも説明されます。 白内障や脳卒中などの健康状態によっては、これが起こることもあります。斜視の子供のおよそ30%は家族に同様の状態を持っていて、その素因が 遺伝することも有ります。 家族歴、原因となる疾患や状態が特定できない場合に、医師は外斜視を発症させる原因が不明であるとします。テレビを見たり、ビデオゲームをしたり、コンピューターを使ったりしていることが原因となるとは考えられてはいませんが、これらの活動は、目を疲れさせることで、外斜を悪化させる可能性があります。子供さんにそれが疑われたら、早めに眼科医にご相談ください。以下がこの記事の引用です。

ダビンチ、斜視が才能に貢献か 医学誌に論文

2018年10月23日 7時2分 AFPBB News【AFP=時事】イタリア・ルネサンスの巨匠レオナルド・ダビンチ(Leonardo da Vinci)は、ありふれた目の障害である「外斜視」があったために立体物の表現力や山岳風景画での遠近感に優れていた可能性があるとする研究論文が今月、米国医師会(AMA)発行の医学誌「JAMA眼科学(JAMA Ophthalmology)」に発表された。

 論文では、ダビンチ自身がモデルとなったと考えられている彫刻2点、油絵2点、素描2点を調査したところ「-10.3度の一貫した外斜視角」が示されたとしている。

 外斜視は目の片方が外側を向いている状態を指し、片目が逆に内側を向いている場合は内斜視となる。10.3度のずれは中程度の症状に当たる。

 斜視の人は両目ではなく片方の目でものを見ていることが多い。これは両目が別々に使われていることを意味し、これにより視野や奥行知覚が増加する。

 論文によると「斜視、特に間欠性斜視の存在は、空間を平面なキャンバス上に捉えるというダビンチの卓越した能力に貢献した可能性がある」という。また、ダビンチの斜視は、特に「世の中に存在する顔や物体の立体性や、山岳風景で遠方にあるくぼみ部分の描写」に役立った可能性があるとしている。

 研究を行った英シティ大学ロンドン(City University London)のクリストファー・タイラー(Christopher Tyler)教授は「レンブラント(Rembrandt)やピカソ(Pablo Picasso)ら、偉大な芸術家には斜視だったとされる人が何人かいるが、ダビンチもそうだったようだ」と語った。
【翻訳編集】AFPBB News

Categorised in: 小児の眼科疾患