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2016年5月25日

7784:ジカ-ウイルス先天的感染に合併する小頭症を持つ幼児の眼障害

無題
表記の題の論文が出ていますので私的に翻訳して採録します。
(http://www.carenet.com/news/general/carenet/42003?utm_source=m1&utm_medium=email&utm_campaign=2016052100こちらの翻訳の方が読みやすいですが、)
いずれにしろ、相当な頻度で眼症状を伴うという事のようです。

上記記事から要旨抜粋
・母親29例中23例(79.3%)は、妊娠中にジカウイルス感染症が疑われる徴候や症状が報告された。感染時期は、妊娠第1期が18例、妊娠第2期が4例、第3期が1例であった。
・乳児29例58眼(女児18例・62.1%)中、10例(34.5%)17眼(29.3%)に眼の異常が認められた。
・眼異常の多くは、両側性であった(10例中7例)。
・最も多かったのは、網膜の局所色素性斑点形成と網脈絡膜萎縮で、17眼中11眼に認めた。次いで、視神経異常が8眼(47.1%)、両側性虹彩欠損1例(2眼[11.8%])、水晶体亜脱臼1眼(5.9%)の順であった。

 ーーアブストラクト全文の私的翻訳ーーー
ブラジル、サルバドールでのジカ-ウイルス先天的感染に合併する小頭症を持つ幼児の眼障害 JAMA ophthalmology. 2016 Feb 9、Bruno de Paula Freitas, ほか。

摘要

重要性:ジカ-ウイルス(ZIKV)はブラジル北東部およびアメリカ大陸の他の部分に急速に流行が広がった。新生児の小頭症の最近の増加、および幼児に視力を脅かす病変があることは、おそらくZIKVの急速な広がりと関連する。

目的:ブラジル、バイア州、サルバドールでの子宮内ZIKV感染との関連が推定される小頭症を持つ幼児の眼所見を評価する。

デザイン、設定、および参加者:地域病院のケースシリーズ。先天的なZIKV感染の推定された小頭症(≤32 cmの頭囲で定義される)を持つ29人の幼児が、集められた。研究は2015年12月1日と12月21日の間に実施された。

介入:すべての幼児と母は、ロベルトサントス総合病院、サルバドール、ブラジルで、2015年12月21日から12月1日の間に全身および眼の検査を受けた。前眼部と網膜、脈絡膜膜、および視神経の異常は、広視野デジタル画像システムを使って記録された。トキソプラズマ症、風疹、サイトメガロウイルス、単純疱疹ウイルス、梅毒、およびヒト免疫不全ウィルス感染の可能性は血清学および臨床検査で除外された。

主要結果:眼異常はZIKVと関連していた。

結果:29人の母親(79.3%)に妊娠中ジカウイルス感染が疑わる症状があった。18人は妊娠1期、4人は妊娠2期、1人が妊娠3期の感染である。29人の幼児(58の目)(うち18人 [62.1%]が女性)において10人の子供の17の目(29.3%)で異常が存在した(34.5%)。両眼の異常は眼異常を示した10人中7人で見られた。眼異常は、網膜色素のまだら状変化を伴う脈絡膜委縮は17眼中1眼(67.4%)。視神経異常8眼(47.1%)虹彩コロボーマ1例2眼(11.8%)。レンズの亜脱臼1眼(5.9%)
結論:先天性ジカウイルス感染症は視力を脅かす眼病変を伴う。両眼の黄斑部と周辺網膜そして視神経の病変を多くの症例が示す。

ーー以下は原文アブストラクトです。ーー出典 http://pmc.carenet.com/?pmid=26865554

Categorised in: 小児の眼科疾患