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2021年6月10日

12932:原典から学ぶ神経眼科学の歴史:大庭紀雄、丹沢慶一 を拝読しました

清澤のコメント:上記の表題:Classics of Neuro-ophthalmologyという私家本を著者の大庭先生からお送りいただきました。大庭先生は神経眼科誌に連作で神経眼科学に関連する原著を紹介する文章を著してみえましたが、今回今までの分をまとめて冊子にされたようです。カバーする範囲は神経眼科のあらゆる範囲に及んでおり、最近の文献では無いので、勝手に推測するに、その入手には随分苦労されたことがうかがわれます。

分野別では(元はアルファベットの物を、敢えてカタカナで書いてみます。)

1,視路疾患:視野研究の原典、レーベル病、デビック病、多発性硬化症、第一次視覚やの網膜地図、テルソン症候群、リドッホ現象と盲視など8件

2,眼球運動疾患:ヘス赤緑試験、デュアン症候群、フィッシャー症候群、カーンズセイヤー症候群など7件

3,瞳孔異常:マーカスガン瞳孔、アーガイルロバートソン瞳孔、ホルネル症候群など4件

4,弱視・斜視:弱視の治療研究、麻痺性斜視など3件

5,色覚異常:青錐体関連色覚異常など3件

6,神経眼科ノート:計量書誌的検討など

が、取り上げられている。神経眼科学に足を踏み込んだものならば、誰でもが先人の知見に畏敬の念を抱いたであろう夫々の項目である。早々にもう一度精読させていただきたいと思う所です。

Categorised in: 神経眼科