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2021年4月15日

12787:輻湊調節けいれん Spasm of the Near Synkinetic Reflex、accomodative spasm with convergence spasm

清澤のコメント:調節けいれんと輻湊けいれんは同時に起きることが多く、それは機能的な強い縮瞳を伴うことが多いです。このような患者さんに有効な治療法は無いか?と聞かれましたので少し調べてみました。答えは、アトロピンのような毛様体筋麻痺薬の使用とプラスレンズと遠近両用眼鏡の使用が効果的な治療法かもしれないということでした。

図:ウェルニッケ脳症例

  ――――eye wikiから抄出――――

Jose David Hutchinson Camacho, MD

2020年12月5日

内容

1病気の実体:近見反射のけいれんは、調節けいれん、急性輻湊性斜視および縮瞳によって特徴付けられます。

1.1病因:機能性と有機性の痙攣に分けることができます。

1.1.1機能的輻湊調節痙攣:不安や精神的苦痛によって引き起こされます。最も一般的な原因であり、他の点では健康な人に最もよく見られます。

1.1.2器質性輻湊調節:頭部外傷、神経疾患(多発性硬化症、代謝性脳症、アーノルド・キアリ奇形、腫瘍)などの基礎疾患を持つものです。

2診断:診断は一般的に純粋に臨床的になされます。点眼屈折検査において、遠視方向への変化を示す偽近視が存在する事、輻輳性斜視および縮瞳の存在は、しばしば診断に有用です。関連する神経学的または全身性の所見が存在する場合、または頭部外傷の病歴がある場合は、画像検査が必要です。

2.1病歴:患者はしばしばかすみ目、複視および眼精疲労の一過性のエピソードを訴えます。

2.2身体検査:さまざまな急性内斜視は常に存在し、眼科検査中での外転は制限されます。無点眼の屈折検査では、縮瞳を伴う仮性近視が見られます。それは本質的に再発性であり、一般的に不安の期間によって悪化します。

毛様体筋麻痺(点眼しての)の屈折は必須であり、常にこの実体の特徴である遠視シフトまたは既存の近視の軽減をもたらします。

2.3実験室試験:他の神経学的または全身的所見が疾患の発症に関連している場合、または頭部外傷の病歴がある場合の画像検査が行われます。(図:neuromyelitis optica例)

2.4鑑別診断:Differential diagnosis

重症筋無力症Myasthenia gravis

多発性硬化症Multiple sclerosis

両側外転神経麻痺Bilateral sixth nerve palsy

開散不全麻痺Divergence insufficiency

3管理

3.1 医学療法:アトロピンのような毛様体筋麻痺薬の使用とプラスレンズと遠近両用眼鏡の使用は効果的な治療法かもしれません。

4参考文献 (略)

Categorised in: 神経眼科