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2021年3月2日

12694:抗てんかん薬(デパケン)で先天異常がみられ、フランスの裁判所は国の責任を認めた:という記事の紹介です

フランス製薬大手の抗てんかん薬(デパケン)で先天異常等(先天性形成異常や自閉症、学習障害)があり、裁判所は国の責任を認めた:という話があるそうです。先に、当ブログでは眼痛に使われることが有る薬剤をまとめましたが、その末尾にこのデパケンが入っていました。妊娠の可能性のある婦人への処方を避けるような注意が必要そうです。

◎2020年7月2日 21:28 発信地:パリ/フランス  

【7月2日 AFP】フランスで、製薬大手サノフィ(Sanofi)の抗てんかん薬「デパキン(Depakine)」を服用した妊婦から障害のある子が生まれたと3家族が訴えていた裁判で、裁判所は2日、国の責任を認め、賠償を命じた。

 原告側の訴えによると、妊娠中にデパキンを服用した母親から生まれた子に、先天性形成異常や自閉症、学習障害があることが分かったという。

 また裁判所は、サノフィや、デパキンを処方した医師らにも責任があるとの判断を示した。デパキンをめぐる問題では、これまでの複数の研究で、1万5000人から3万人の子どもに影響が出たとされる。(c)AFP

◎さてバルプロ酸ナトリウム(デパケン)とは(ウィキペヂアから抄出)

バルプロ酸ナトリウム

バルプロ酸ナトリウム(Sodium valproate、略称: VPA)は、抗てんかん薬の1つである有機化合物。世界保健機構のWHO必須医薬品モデル・リスト(エッセンシャル・ドラッグ)にも収載されている。

日本では先発品として、商品名デパケンとして発売され、多くの後発医薬品も販売されている。適応は、てんかん、躁状態の治療、片頭痛発作の発症抑制である。薬理作用は、γ-アミノ酪酸(GABA)トランスアミナーゼを阻害することにより、抑制性シナプスにおけるGABA量を増加させて発現する。

効能・効果:日本における認可状況としては:。

1.           各種てんかん(小発作・焦点発作・精神運動発作ならびに混合発作)および、てんかんに伴う性格行動障害(不機嫌・易怒性等)の治療

2.           躁病および躁うつ病の躁状態の治療

3.           片頭痛発作の発症抑制

とされており、片頭痛に対しても使えるために、日本およびアメリカにて片頭痛発作の発症抑制として承認されている。最近では神経因性疼痛(特にAδ線維から痛みを刺すような)を治療する二次選択肢として使用されている。

作用機序:

バルプロ酸は、人間の脳の神経伝達物質であるGABAの作用に関連すると考えられている。主にGABAトランスアミナーゼを阻害し、GABA濃度を増加させるとされる。しかしながら近年、その他にいくつかの精神神経疾患に対しての作用機序が存在することが報告されている。

Categorised in: 神経眼科