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2020年3月6日

11581:特発性眼窩炎症(眼窩偽腫瘍、眼窩筋炎)についてのQA

特発性眼窩炎症(眼窩偽腫瘍)について

清澤のコメント:2020.3.6にお答えした特発性眼窩炎症に対するQAです。上にブログ記事をリンクします。

こじさんからの質問
2019年に結膜炎になってその後も目の痛みが収まらず、日赤に行ったところ強膜炎と診断され、ステロイドの軟膏と点眼したが治らず、ステロイドの内服も始まるが痛みが一向に良くならず、悪化していく一方でした。その病院ではお手上げになってしまって、大学病院に行くようになりました。そこで突発性外眼筋炎と診断され、ステロイドとネオーラルの内服となりました。はじめは痛みもなくなり調子がよかったのですが、ステロイド減量し無くしたら再度痛みが出てきました。ネオーラルは飲み続けてますが効いてる実感が無いです。目はどんどん痛くなるし動かしづらくなるし、他の病院かかった方がいいのでしょうか。それともこの治療が最善なのでしょうか。
清澤眼科医院の見解
こじさん 「突発性」ではなくて、「特発性」というのは特別な原因が見つからないという意味で、現在はステロイド内服とネオーラル(免疫抑制剤)が使われていて、ステロイドの漸減でステロイドがゼロになったところで、ネオーラルを続けているが再発しているということのようです。ネオーラルまで処方されておりますので眼科か膠原病内科かはたまた神経内科かはわかりませんが、現在の治療法の水準は高く、この病院を離れないのが良いと思います。この疾患はステロイドの減量で再発しがちなものなので、再発であると見極めたら、早々にステロイドをやや多めに再開し、再度の減量を行います。ただ、患者さんが神経質になり、訴えの語調が強いと、慣れない医師の場合にはステロイド再開を急ぎすぎる場合があります。明確な再発であれば、ステロイド再開はやむをえませんが、過剰な再開にならぬことも大事です。また、ステロイドが」長期になると、顔が太る(ムーンフェイス)とか、骨が弱く骨折しやすくなるなどの副作用が出てきますので、多くステロイドを使えばよいというわけではありません。免疫抑制剤には再発を抑える効果はありますが、進行中の炎症を抑える作用は少ないと思いますので、効いている気がしないという患者さんの言葉には納得できるものがありますが、ぜひお続けください。清澤眼科医院通信の特発性眼窩炎症もご覧ください。治療法は類似してますが、似たものにIgG4関連疾患(特殊な免疫グロブリンが血中に増えるもの)があります。

Categorised in: 神経眼科