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2019年12月5日

11355:アーレン シンドローム(Irlen Syndrome)(アーレン症候群)とは

Irlen Syndromeアーレン症候群

(清澤注:診断が特殊な色レンズ販売につながっているため、この疾患の存在には疑問の声もあります。清澤がその疾患説明を無批判にうけいれているわけではありません。以下の記事は参考資料のまとめとしてご覧ください。)

アーレンシンドロームとは、アメリカのHren Irlenが見つけた視知覚障害の一つで、光に対して過敏に反応し、光がまぶしい、文字がよく見えない、目が疲れるなどの症状をしめすものです。アーレンシンド ロームにより学習障害の原因になっている場合があります。対策はその人に合った色の透明フィルムを通して文字を見たり、その人に合ったカラーレンズの メガネで「見る事の困難」を減少出来る場合があります

 個人差があるのでテストを通じて最も見やすい眼鏡の色を選ぶ事になります。

  • Reading Rulersという光の波長をコントロールする透明カラーフィルム
  • メガネレンズとして遮光レンズ等があります。

アーレン症候群の症状

光感受性

  •  蛍光灯 、明るい光、日光、時にはLEDなどを不快に感じる
  • 光により眠い、めまい、不安、疲れやイライラを感じる。
  •  頭痛、気分の変化、落ち着きがなくなるなどが生じる。

読解問題

  • 理解するのに困難を伴う
  • 誤読を生じる
  • 行や列が変わるのについていけない
  • 薄明かりの中の方が読みやすい
  • 単語や行をとばしてしまう
  • 読む速度が遅く、つまずきもある
  • 集中して読む時間が短い
  • 読んでいる場所を見失う
  • 同じ場所を読んでしまう

不快感

  • 目の不快感。
  • 明るい光や蛍光灯などの不快感
  • 夜の車のヘッドライトに不快感
  • コンピュター作業で不快感

注意と集中の問題

  • 読み取りが困難になるため注意集中が低下する
  • 注意欠陥障害など他の条件を持っているように見えることから誤診される可能性がある。

書字の問題

  • 模写の間違いが生じる
  • 不均一な間隔
  • 不均一な文字サイズ
  • 一貫性のない字体

奥行き知覚の問題

  • 身体のぎこちなさがある(微細運動、粗大運動に)
  • ボールをキャッチする事がむずかしい
  • 階段やエスカレータを使うときつまずきはしないかと不安になる
  • 距離の判断がむずかしい
  • 運転中には多くの注意が必要なため疲れる

参考記事: ① アイケア http://eye-care.co.jp/wp2019/irlen/

② ウィキペディアhttps://en.wikipedia.org/wiki/Irlen_syndrome  

http://www.human.tsukuba.ac.jp/~kkumagai/news.html  熊谷恵子研究室 筑波大 

④ 一般講演の記録(第10回心療眼科研究会から)
1.「Irlen症候群(アーレン症候群)と考えられる高校生女子例の検討」 ○土師かさね、石井祐子、若倉雅登(井上眼科病院)

要点:アーレン症候群は読字障害の特殊型で遮光眼鏡などが有効とされる。アーレンレンズを使用していた。垂直20度での滑動性眼球運動に異常。その疾患独立性に関してのコンセンサスはまだない。NMREAD-Jには異常なし。
S先生コメント:米国では高価な特殊眼鏡を斡旋しているため、アーレン症候群の存在への疑義は強い。

Categorised in: 神経眼科