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2019年10月6日

11144:神経眼科学会、札幌から無事帰着しました。

大会前日の懇親会では、北海道在住の多くの旧知の方々にお会いできました。大会会長の橋本雅人先生の歌にも感心しました。眼鏡をサングラスに架け替えたら、風貌も上の動画にそっくりでした。サービス精神に感激。

初日の昼までの演題について、以下に様々な感想を記載します。:

朝の評議員会: 今年も会計監査をさせていただきましたが、役職定年も近づいてきました。

◎初日の一般口演は②外眼筋・内眼筋異常と④全身疾患を拝聴。机のある会場は楽でした。

・O2-1:IgG関連疾患における眼付属器病変の長期結果(久保田敏信):外眼筋の肥厚か三叉神経の肥厚を伴った26%は眼付属器病変を伴う。外眼筋の肥厚と三叉神経の肥厚が再発のリスク要因。( https://bjo.bmj.com/content/bjophthalmol/early/2019/07/03/bjophthalmol-2018-313730.full.pdf )に原著あり。

・O2-2:特発性外眼筋炎の一例、塩田亜里香(順天堂) ほか:鑑別診断が困難。

・O2-3:甲状腺眼症による上下斜視に対する手術効果の予測因子の検討:安田小百合(名大): 甲状腺眼症による上下斜視に対する手術効果の 改善率は罹患期間に相関した。

・O2-4:甲状腺眼症の複視に対するA型ボツリヌス毒素駐車:神前あい(オリンピア眼科);甲状腺眼症で伸展障害をきたす外眼筋74例に対してA型ボツリヌス毒素注射を施行し、治療効果を検討。上下斜視は者資格が小さいほうが効果が期待できる。

O4-2:両側顔面神経麻痺、視神経炎にリツキシマブが有効であった多発性血管炎性肉芽腫症の一例:伊佐早健司(聖マリアンナ医大):多発血管炎性肉芽腫症は、以前はウェゲナー肉芽腫症と称されていた疾患で、病理組織学的に(1)全身の壊死性肉芽腫性血管炎、(2)上気道と肺を主とする壊死性肉芽腫性炎、(3)半月体形成腎炎を呈し、その発症機序に抗好中球細胞質抗体antineutrophil cytoplasmic antibody:ANCAが関与する血管炎症候群という事らしく、「好酸球性多発血管炎性肉芽腫症=チャーグ・ストラウス症候群」とは別らしい。

O4-3:抗ガングリオシド抗体陽性の眼球運動障害の特徴、田原英理ほかギランバレー症候群に代表される抗ガングリオシド抗体陽性の眼球運動障害24例の特徴と予後。 斜視手術に至る症例は、 抗GQ1b抗体が陰性で他のガングリオシド抗体が陽性のものであった。

O4-4:外眼筋肥大を伴った大理石病で視力低下をきたした一例、浜田拓人ほか(鹿児島大):甲状腺眼症と診断してステロイドで治療している。質疑でむしろ特発性眼窩炎症では?との発言があった。

ランチョンセミナー1、視神経疾患と緑内障を見極める。演者1、大久保真司先生、演者2 中村誠先生 (共催千寿製薬);わかりやすく良い講演でしたがメモを取りそこないました。(以下略)

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