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2019年7月25日

10942:外傷性視神経症の診断と治療:調査中です

以前に書いた外傷性視神経症の記事です。こちらもご覧ください。

清澤のコメント:「外傷性視神経症の診断と治療」の記事を準備しています。以前にも、テーマにした話題ですが、ステロイドパルスの可否のほか、新しい治療法も考えられています。出版されるのをご期待ください。

A:
■ 頭部および顔面外傷時の眉毛部外側の打撲により視神経が障害され、視力障害を引き起こした状態を外傷性視神経症とよぶ。
■ 視神経の挫滅、骨折による圧迫、視神経管内の出血による圧迫、栄養血管の断裂、視神経管内における視神経の浮腫による圧迫などが原因に挙げられる。
■ 保存的治療のほか、視神経の減圧を目的としたステロイド療法、血腫や骨折発見時には手術療法が行われるが、確立された治療法は定まっていない。

外傷性視神経症(Traumatic Optic Neuropathy : TON)とは、頭部および顔面外傷により視神経が障害され視力障害を引き起こした状態をいう。眉毛部外側の打撲によって、視神経の挫滅、骨折による圧迫、視神経管内の出血による圧迫、栄養血管の断裂、視神経管内における視神経の浮腫による圧迫などが原因となる。TONの診断と治療に関する最近の知見を概観する。また、脈絡膜破裂をともなった自験例を紹介する。

内容は:
外傷性視神経症の診断
外傷性視神経症の治療
最新の治療研究
自験症例

 TONは一般に受傷直後から急激な視力低下を来すことが多く、できるだけ早期の治療開始が予後に影響すると言われている。しかし、その治療法については未だ議論が続いている状況である。また、紹介した自験例のように非定型的な症例も存在する。しかしながら、神経再生治療の急速な発展によりTONに対しても加療が有効であるとの報告も見られるようになり、今後、TON治療への新規療法の応用も期待されるところである。
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Categorised in: 神経眼科