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2019年5月12日

10710:OCULO FACIAL Injection Seminarを聴講しました。

私は眼瞼痙攣及び片側眼瞼痙攣に対するボトックス治療を多数行っておりますが、基本的に私費医療としての美容目的でのボトックス投与もフィラーの注入も行っておりません。今回の聴講は眼科美容外科の先生がどのようなプリンシプルで施術をなさっているのかをお教えいただこうと思ったわけです。内容は先日の臨床眼科学会のセミナーにつながるものでしたが、大変参考になりました。私は、疼痛軽減には、アイシングが本日の指導と共通で、エムラクリームも時に特に痛みの訴えの強い方に使用しています。

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ボトックスビスタとジュビダームビスタは本邦において製造販売承認を受けている製品ですが、美容医療への注目が高まる中でこれらの製品を用いた治療並びに最新の美容医療に関する眼科医に対する情報提供を目的に開かれたもので、定員10名ほどの小グループで説明が行われました。知人の眼科医も数人見えておりました。

まず、最初は鹿嶋先生により、「眼科医に対する美容施術とは~MdcodeTMを用いた注入療法~上眼瞼下眼瞼へのフィラー注入、エラボトックスなど』という概論の説明がありました。鹿嶋先生によれば、一般眼科診療を求めて来院する患者さんと、私費での美容施術を求めて来院する患者さんが重なる部分は少ないそうです。

次に新前橋かしま眼科形成外科クリニック院長河村真美先生から原理の説明と実際の投与を見せていただきました。充填剤(フィラー)はアレルギー反応がほとんどなく、組織親和性があるヒアルロン酸が用いられます。架橋ヒアルロン酸であってゲル状です。各種の硬さのものがあり、除去したい場合にはヒアルロニダーゼで分解可能だそうです。投与法には①ボーラス法(塊状に置く)②リニアスレッディング(引き抜きながら線状に入れる)、③ファン二ング(刺入部位は変えずに扇状に広げる)があります。麻酔にはエムラクリームとアイシングが使われます。

眼の下のほほ骨上に血管を避ける意味で打つことを避ける部位をマークし、その外側からフィラーを入れてほほの皮膚を外上に引き上げる操作を加えることで鼻と口角を結ぶ法令線が目立たなくなります。下瞼の下の影の部分にもフィラーを足していました。この辺りは、かずきれいこ先生に指導していただいているリハビリテープと共通の部分もありそうです。

眉間には眉間しわを消すボトックスビスタを使用されました。

参考資料:MD-CodesTMテクニックガイド(Juvederm Vista, BOTOX VISTA)アラガンジャパン株式会社資料

Categorised in: 神経眼科