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2019年3月24日

10567:大規模集団ベース研究におけるドライアイ病と片頭痛の関連:論文紹介

眼科医清澤のコメント:私は眼瞼痙攣の患者がドライアイを合併しやすいという印象を持ちながら日常診療に有ったっていますが、この論文はドライアイと片頭痛の関連を多数の症例の統計的分析で求めています。覚えておいても良い結果かと思いました。この記事は新聞記事から原著に戻って、抄録を翻訳したものです。https://jamanetwork.com/journals/jamaophthalmology/article-abstract/2726703

2019年 3月 7日

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Omar M. Ismail、 Zachary B. Poole、 , Bierly SL ほか。

JAMA Ophthalmol。 オンライン公開2019年3月7日。d

質問;ドライアイ病と片頭痛の関係は何ですか?

所見;72969 人の患者を対象としたこの集団ベースの症例対照研究では、片頭痛の診断を受けたドライアイ疾患の確率は、片頭痛の診断を受けていない個人のそれよりも少なくとも20%高かった。

意義:不明な交絡者が所見を説明する場合、この関連は原因と影響を反映しないかもしれないが、これらの結果は、片頭痛を有する患者がドライアイ疾患の併発的診断を受ける危険性があることを示唆している。

抄録:

文献における重要性の報告は、ドライアイ病(DED)と片頭痛の間の関連について矛盾する所見を持っている。

目的: DEDと片頭痛の間の関連の強さを決定すること。

デザイン、設定、および参加者: この後ろ向き症例対照研究には、2008年5月1日から2018年5月31日までのノースカロライナ大学関連医療施設からの18歳以上の72 969人の患者が含まれていた。 データは2018年6月1日から6月30日までに分析された。

暴露:片頭痛の診断。

主な結果と対策: 参加者全体のDEDと片頭痛の間で計算され、性別および年齢層によって層別化されたオッズ比。

結果 :基本母集団は男性41 764人(57.2%)と31 205人の女性(42.8%)を含む72 969人の患者で構成されていた。 これらのうち、5352人の患者(7.3%)が片頭痛の診断を受け、9638人(13.2%)がDEDの診断を受けていた。 片頭痛の診断を与えられたDEDのオッズは片頭痛のない患者のそれより1.72(95%CI、1.60-1.85)倍高かった。 複数の交絡因子を考慮した後、片頭痛の診断を与えられたDEDを持つというオッズは片頭痛のない患者のそれより1.42(95%CI、1.20-1.68)倍高かった。

結論と関連性:これらの所見は、片頭痛患者は一般集団と比較してDEDを併発している可能性が高いことを示唆している。 この関連は原因と結果を反映しないかもしれないが、正体不明の交絡者が結果を説明するとすれば、これらのデータは片頭痛を持つ患者がDEDの併存する診断をする危険性があるかもしれないことを示唆する。

Categorised in: 神経眼科